文章を書くときいつも参考にしている項目

今年はコンテンツのアウトプットを高めることを目標としている。しかしこれがうまくいかない。
ある方に
「江尻さんは分かりにくい、いきなりプレゼン資料に落とし込むのではなく、まずは論点整理からしなければ」
と言われてしまった。
いつもウェブ解析士に言ってることなのにね。

書くこと、コンテンツをアウトプットするのは体を鍛えることに似ている。毎日コンスタントに鍛えていれば書く力は確実に伸びる。そして、書いてなければ誰でも等しく平等に落ちていく。また長い文章を書きたければ、いきなりは書けない。少しづつ伸ばしていかなくてはならない。

以前、私も本を書いている。
繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」 ~Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践という書籍だ。当時私がウェブ解析士をはじめたばかりの頃、ある編集者が関心をもってくれて実現した本だった。毎日会社から帰って布団に入っては見開き2ページを書くつもりで書いていた。毎日こつこつ布団で寝るまで書くという習慣が不思議とついていた。なぜかけたか。振り返るとその数年前から毎日ブログをつけていた。毎日書かなくても記事を書きためて毎日アップしていた。振り返ると、あれが書く力をつけてくれたに違いない。どんなみっともなくても毎日書くこと。これが一番大事だということだ。


さて、この本を書くときに、とてもお世話になった本がある。伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)である。それまで僕は文章を書くスキル=ロジカルに説明するスキル、だと思っていた。ロジカルシンキング、クリティカルシンキングなどのスキルがこれにあたる。

たしかに論理的に書けば「分かりやすい」文章は書ける。でも「伝わる文章」は別だ。伝える何かがなければいけない。それはロジカルとかクリティカルではなく「思い」だ。

この本を編集者に進めてもらったときから、私は大事な文章を書くとき、いつもこの本で学んだ7つの項目を冒頭に書いている。それが

「意見」
「望む結果」
「論点」
「読み手」
「自分の立場」
「論拠」
「根本思想」

である。このフレームワークはとても強力だ。単にロジカルに答えるならピラミッドストラクチャーやロジカルツリーを書いて、論理的にMECEに書けば良い。小論文や作文ならそれでもいいかもしれない。

しかし、人が書く文章はマニュアルみたいなものばかりではない。伝えたい、揺さぶりたい文章が書きたいはずだ。そうなると、前述のロジカルシンキング系は役に立たない。そこで、山田ズーニーさんの伝わる・揺さぶる! 文章を書く の出番となる。

自分が伝えたいことは何なのか。それは「意見=自分の考えなのか」「望む結果=自自分の期待することなのか」「論点=相手と考えをすり合わせたいのか」「読み手=誰に伝えるつもりなのか」「自分の立場=私はどういう立場で伝えたいのか」「論拠=拠り所にするものは何なのか」「根本思想=思想やこだわりとして何があるのか」と分けて伝えると、相手に伝わるということだ。私は見開き2ページを書くとき、必ずこのフレームワークを冒頭に書いて書き始めた。論理構造はめちゃめちゃだったようで、書評に苦情も書かれてしまっている。でもね、私は少なからずの読者は揺さぶった。

さて、これからこの7つの項目でもう一度伝える努力をしてみよう。ロジカルに閉じこもらずに、相手を揺さぶって揺さぶって揺さぶるんだ!

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ejtter

Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.

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