テレグラムにみんな変わってた

1月末インドネシアにいた。IRXというイベントに小さなブースを開いて、プロのマーケターを探そうと色々話をしていた。あるマーケターが「テレグラムアカウントあるかい?」と聞いてきた。

てれぐらむ?なにそれ?ってかWhatsUpじゃないの?

telegramというメッセンジャーアプリである。日本のLineに近い。

日本とタイはLine、中国はWeChat、韓国はCacaoその他はぜーんぶWhatsAppだと思ってた。あとマレーシアは色々つかうみたいだ、ぐらいのイメージだった。

でもインドネシアで聞くと、WhatsUpのほうが人気だったけど、もうTelegramのほうが追い抜いたよ、と教えてもらった。

なぜ他の国はWhatsUp使うかというと軽いためだ。IDも不要。携帯電話番号でできて、宣伝もなく、スタンプもないので、軽い。パケット代やトラフィックを気にするユーザにとっては一番使いやすくのだろうと思っていた。いわゆるスキがないのだ。

それをあっさり、インドネシアでデファクトと言わせる事に驚いた。

慌ててアプリをインストールして、でもまだ誰ともコネクションがないので使ってないが、正直WhatsUpを超えて使う必要があるアプリってありえることに驚いた。

調べたら、ICOで話題になっているらしく、暗号化技術がすごくハッカーによるクラッキングコンテストなど開いているようだ

非営利なのだそうだ。それでICO?それで投資する人いるの?と思ったら、投資をもとにより堅牢なセキュリティをつくるためのコンテストで攻撃してもらい、さらにユーザをあつめる。その賞金でICOのコインを使う。らしい。

僕は投資はさっぱりなのだが、これ書くつもりになったのはICOとかじゃなくて、利用状況の共有。インドネシアで一番人気と聞いた。今日シンガポールのやり手の経営者ガアカウントを聞いてきたときにまずTelegramから聞いてきた。その2つの出来事は、単なる投機のためのサービスではなく地元に根ざしているということを感じたのでここに書いておく。

偶然投資についてのセミナーを聞いた合間にTelegramを聞いたのだが、どう考えても
「価値」
って変わるよね。
私たちは等価交換の資本主義の原則が変わるハザマにいるね。子供もいるような私みたいなおっさんは難しいね。いまの土地とか資産とか学歴って、明治時代の農地とか刀とか身分かもしれない。ない人のほうが自由に新しい時代つくったよね。

そしてアイコン、カミヒコーキなんだよね。これって奈良のマスターのキタガワさんの社名だけど、アイコンも日本風のカミヒコーキだし、なんでこれにしたかファウンダーに聞いてみたいな。

メッセンジャーってカミヒコーキなのかも。そして、ジャンボジェットじゃなくてもカミヒコーキ的なものを誰もが飛ばせれば、どこにでもいけるのかもね。

KristopherK / Pixabay
Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.