トイレットペーパー買い占めさわぎと聞くと、73年第二次オイルショック生まれとしては思うところもあるが、セブから帰国したこともあってトイレットペーパーについて、斜め横な話を書いてみる。
セブはサイパン等と同様、トイレットペーパーを流してはいけない地域だ。下水処理設備の処理能力の問題である。あんな繊維だらけのもの牛の胃袋じゃあるまいし分解できないから詰まってしまう。
さらにお会いした東洋大学の先生のお話では水の問題は深刻。タワーマンションに住んでる外人さんがシャワーやらバスで水じゃんじゃん使うので貧困層が水で苦しんでるのだそうだ。
さてそういうセブ含むフィリピンではトイレにトイレットペーパーがないことはよくあること。ローカルは殆どトイレットペーパーをつかっていないのだそうだ。
東南アジアではよく水鉄砲みたいなのがヨコにあって、それで流したり洗ったりするのだが、お尻もこれなどをつかって手で洗う。
手に水つけて用をたしたあと直接ゴシゴシ指をつかってきれいにするのだ。
それを聞くと多くの日本人は
「えーきたなーいばっちぃ野蛮」
と言うのだ。わしも初めて聞いたときは、そう思ってしまった。でもとあるセブの広告代理店の社長(別にいいことだけど、これでサーチで上位にあがってもなんか可愛そうなので伏せておく)はトイレに紙がないときはローカル同様、手で済ます。
そして言うのだ「トイレットペーパーってそんなすごいんですか?」と。
柔らかい紙で作られてる、でもそんなピカピカになるわけでもない。
それに比べれば手で拭いたらちゃんときれいになるよ。
そして用が済んだら当然手を洗うよ。石鹸とかでちゃんと洗ったらそりゃ汚れ落ちるるでしょう。手キレイに洗えるよね?何が不潔なの?って思うんだよね。と。
たしかに、きれいにするという目的であれば紙なんて使わない。手が汚れたら石鹸つけて手を洗ってから水滴をナプキンとかで拭く。だってナプキンで汚れおとそうとしたら大変だからね。
ということで、トイレットペーパーなんて不潔な習慣やめて、自宅では手で拭いて水であらったらどうだろうか?