15年前のデータ解析コンペティションが今になって生きてきている

今日もいろいろな魅力的な話を聞かせてもらった。
いまこそデータサイエンティストとか統計が一つの重要なスキルと認識されてきたが、2000年からやってたことが今役に立つとは思いもしなかった。

2000年にアクセス解析を軸に会社を起こし、2003年ごろから大学と産学共同研究を行った。国の助成金をもらい、どうすればアクセス解析から企業へアドバイスを自動化できるかということを考えてきた。

そのときに守口先生を中心に産学共同研究をした。そしてその時知り合った生田目先生の要望に答え、データ解析コンペティションというイベントにデータを提供した。今となっては信じられないが、当時は民間企業は学校の研究のためにデータを出したがらなかった。だから先生方は論文や研究のためにデータをさがしてた。だからログデータを提供したのだった。

あれが2005年ぐらいだったと思う。Web2.0とか言われた時代だった。

いまはデータが大事となり、扱える人材が必要となってきてる。kaggleのような世界レベルのコンペティションが生まれてきている。そのとき10年以上前にコンペティションを設計してた役に立つとは全く思ってなかった。

でもね、あのときできたこと、できなかったことを今回こそ生かして、ソレこそ役に立つ研究って今なら私作れる気がするんだよね。だからいろいろ工夫して世界で面白いと思われるお題をだしたいな、と思う。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.