岸田さんと色んなお話を聞いたあと、インドのカシミールでプチ軟禁されたとか、そこでもサバイバーか!とか思ったあと。相談をうけた。
ただし相談をうけたといっても、私の立場を明確にしておきたい。がん患者の家族ではあるが医師でも薬剤師でも科学者でもない。羊を齧るのが好きなウェブ解析を仕事としている単なる40代のおっさんだ。
彼は国立がんセンターの広報としての活動をしていて、このコロナウイルスの感染者が国立がんセンターで発生したときも大変忙しかったのだった。
彼から相談されたのはこのサイトだった。
ページランクあげたくないからリンクはしないけど(笑)
癌ステージ4治療ガイド
というサイトが「国立がんセンター」で検索すると10位以内にはいってくる。
このサイトでは国立がん研究センターを紹介している。一見普通のサイトに見える。しかしどこにもこのサイトを運営している会社も団体ものっていない。
そしてこのサイトに乗っている病院の80%ぐらいは彼から見ると「あまりよろしくない病院」なのだそうだ。
あまりよろしくない病院というのは、保険対象外で高額な最先端ながん治療をおこなってるように見える病院だ。「見える」と書いたが本当に治療はしてると思う。しかし医者や専門家から見たら、内容が少なすぎたり、頻度が足りなかったり、効果がはっきりしなかったりして、この内容ではほとんど効果がなかったり、意味がなかったりするような治療をしている病院である。
またこのような治療は国民健康保険も効かないことも多いため、患者や家族は高額な治療費を請求される。
このようながん治療の病院は1年前ぐらいまでは盛んにリスティング広告をしていた。しかし週間文春で告発があり、美容整形外科がこのような効果に疑問のあるがんの治療病院を運営してるということで、最近はリスティング広告などは見かけなくなった。
私の場合当然家族の治療のため岸田さんに相談したら「あれは全然効かないからやめたほうがいい」と教えてもらったから良かった。私みたいな人はひっかかかってしまったかもしれない。
Googleは不適切な内容を検索結果から削除することを依頼するリクエストができる。そのことを伝えたら、とても感謝された。
個人的人はダイエットでトマトが痩せるか痩せないかというような薬事法の問題はたしかに良くはないけど、まあ信じるも八卦なところはあると思う。しかしこのような人の命に関わることはちゃんとしておきたいのだが、彼らは医師だし薬事法では取り締まれないし、Googleも何も言えないんじゃないかと思う。YMYL(Your Money Your Life)は厳しく審査するといってもね。医者が「効く」言われたら検索エンジンが何も反論できないとおもうんだよね。
だからこそ利害関係者じゃない私たちが言うべきだと思う。
追記:8月1日まではたしか引き続き上位にあがってましたが、8月3日にはがんセンターでこのサイトは表示されませんでした!わたしの連絡のためかどうかはわかりませんが、Google削除してくれてありがとう!!