2020年に26歳で起業するとしたら自分に伝えるアドバイス

2020年に26歳で起業するとしたら自分に伝えるアドバイス

起業するときに26歳だった当時の自分に伝えることを考えてみた。

ただ2000年と2020年では置かれてる環境はぜんぜん違う。そのことを加味して、26歳の私が9月5日会社を起こすなら、というつもりで考えてみよう。

ちなみに私は世界でトップクラスの大富豪でも全然ない、1回起業して急成長してないけど売却して、いま社団法人と自分の個人会社を経営する大したことない経営者だ。21年経営やってるとはいえ、倒産させていないとはいえ大した経営者じゃないな、と思ってるレベルである。

まず20年たった今私達が「伝えてもしょうがない」経験は相当ある。私達の頃は中小企業とベンチャーはほぼ一緒だった。毎期利益をあげることは上場まで銀行からVCまで必須条件だった。でもその常識は変わってきている。企業価値が利益でしか測れなかったのは2010年までの古い企業評価だ。だからそういう話は省くが、それでも資金が尽きたら会社は潰れることは変わらないのでそこは気をつけたほうがいいよね。バイトでも仕事すれば何とかなるけどね。

世界を変えるビジョンを持つこと

ビジョンがあるから成功するみたいな自己啓発な話、ないことはないけど、それより意味があるのはピポッドの幅が広がることだ。狭いビジョンだとピポッドは方針転換になるので自分の視野を狭める。社会を世界を変えるビジョンがあれば、すべてのビジネスの戦略レベルの話は選択肢になる。

私は社会価値を変え、経済を変えたいと思って起業した。いままでその方針は変わっていない。手段は中小企業の広告マーケットプレイスから教育に変わったけど、でも就職活動してたときから全く同じだ。

誰もが無視してるけど自分が大事と思うことに集中すること

まあ見つかれば苦労しないと思うかもしれない。でもそんなヒントはゴロゴロしてて、大抵は面倒で地味なだけだ。そして私みたいな無能な人が活躍できるチャンスはそういうところにしかない。

アクセス解析は当時ほぼ価値がなかった。私は中小企業にとって最も大事だと思ったが、当時の有名な人はだれも言ってなかった。10年かかったけど、いまここに集中したから私みたいな凡人も仕事をしていられる。

創業時がiモード始まりのタイミングで、1社そのサービスを提供している会社から販売の話があり、その話に関心を持ちかけていた。共同創業者の小坂が大反対したから手をつけなかったが、そんな流行ってるからで始めたサービスを頑張ってたら持たなかっただろうな、と思う。

私にあったのは先見の明ではない、私ができたことは面倒で地味なことで私の能力でできることをやっただけ。オフライン中心に、これからは取引の複雑さが当然で解決困難な業界やサービスはすべて宝の山だと思う。

小さな一歩を無理なく広げること

無理をしないこと。でも必ず前に進むこと。僕のスタートは飛び込み営業でお世話になった設備会社の奥様に進められて実印を作ったところから始まった。

2年目広告配信システムをつくった。それは失敗というより失敗かどうかも分からないところで止まった。リソースも営業方法もビジネスも知らない中でつくったからだ。今考えるとバカげてるが、当時は作れば売れると思ってた。

無理な投資やサービスを作っても成功しない。目の前でできることで、でもできるだけ次の一歩でチャレンジすること。それを続ければすぐに皆がびっくりするチャレンジをすごいスピードでできるようになる。

受託などで食いつなぐことではない、振り返れば中小企業向けに相互リンクでもいいから、手動で広告を作ってつなげればよかった。いきなりシステムではなく、1社よろこぶ会社をつくるべきだった。

ぼくは基本的に臆病だしギャンブラーじゃないので、異論はあるかもしれないけどね。

あとで笑って話せることを積み重ねること

起業してすぐ岡山の展示会に出典して中小企業向けの診断システムを作った。サーバサイドの技術がなかったため、JavaScriptで大慌てでつくりほとんど機能しないし、岡山は遠すぎて引き合いも仕事につながらず、無駄足になった。

価値が会ったのはそのあと400社飛び込んでアンケートをとり、中小企業にアクセス解析のニーズがあったことを確信したことだった。営業もせずアンケートをとってることに自分も含め周りは不安だったが、あとで笑って話せるエピソードになると思った。

ほんとうにあとで笑って話せるエピソードになる活動は大事で、そんなことを大事にして仕事をしたらいい。自分のビジョンや大事なことが本当に価値があるか聞いて回る、とかまず友達でもご近所でもいいから、サービスを提供して喜んでもらう、とかだ。

大事と思うことに共感して動ける仲間を見つけること

これが一番最後なのは、見つからなくてもしょうがないし、それが条件でやるべきプロジェクトを止めるのは間違っているからだ。

ビジョンの共感は美しいけど、壮大なほど、目の前ですべきことでずれて無駄な喧嘩になる。それより大事と思うことで共感できてるかどうかをファーストで仲間を選ぶといい。

私の場合中小企業が主軸になる経済圏をつくることがビジョンで、アクセス解析で問題発見するということが大事と思うことだった。

アクセス解析を大事に思う人をもっと探せばよかったと思う。

そして私は4人みつけたところで、そのあと「社員」を選んでしまったが、共感できる仲間を10人ぐらいまで、会社として経営してても選ぶ努力をしたほうが良かったなと思う。

なにか役に立てば幸いだ。