電話営業で新卒で引き合い速攻でもらって営業の天才だと誤解してしまったこと

いまは新卒1年目の暗黒時代。倉敷営業所入社当初7月ごろの話だ。私はイエローページで工務店の「あ」から順番に電話をしていた。

そして奇跡が起きた。「あちけんせつ」今でも名前を覚えてる。
「おおあのゼオンさんかーじゃーメーカーちょくやけーぼっけーやすいじゃろーからいますぐけー」

とか言われ、判読しながら(笑)向かった。倉敷の工務店。えらく縦長の土地で奥に平屋のオフィスがあり、社長自ら奥に座ってて、私も見様見真似で製品の説明したら、ぽんと図面をくれた。

「じゃーこの物件でー見積もりだしてくれー材でえーけーのー」

みたいなこと言われて慌てて戻って見積もりをした。

やべー俺営業の天才じゃないのー

と正直思った。ほか先輩40代50代よりずっと早いタイミングでの引き合いだったからだ(ほかの社員はすでに働いてて電話営業なんて対して時間かけてなかったから、無理もないのだけどね)。

そして、富士通のオアシスのワープロが死ぬほど使いにくくて苦労しながら見積もりをして持っていこうとしたら呼び止められた。

「今すぐ帰ってこい。業務命令だ。」


ふと、なんでまた江尻はこんなこと書き連ねてるんだ、と思われてるかもしれないとおもった。

私もいい年のおっさんになってしまってる。

初心をわするるべからずというが、私だってそう。べつに何ら天才でもなんでもなく、いきあたりばったりと偶然と思いつきが今に至ってることをどこかに残しておけば、これからいきあたりばったりと偶然と思いつきが支配する世界で生きていくアントレプレナーやチャレンジャーの役に立つこともあるだろうと。

そして過去をいいことも悪いことも表に出せることはそれだけ自分が強くなったということだろうと思い残しておいてる。100%じゃなくても、元気がでるぐらいダメだったことも書くことで元気にさせることができれば。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.