ウェブサイト表示されなくてビビった話

さっきまでの続き。

去年やろうとしたことはGsuiteの導入だった。もともとレンタルサーバーとメールは使っていたが、グループウェアもなかったため、予定の管理は毎回エクセルで作成した週報だった。週報を上司が見ることでしか管理できない状態だった。またサーバーのメールのセキュリティの問題もあったため、やるしかないだろうということにした。

このことでそんなに私も時間がとれない、そこで研修もそろっているようなパートナーをGoogleの知人から紹介してもらい、研修も含めセットでお願いしていた。それで極力私の手間は減らそうとしたが、ここまで面倒になるとは思いもよらかなかった。

Gsuiteを導入するにはメールをいままでのレンタルサーバーの提供するメールサーバーからGoogleのメールサーバーに移す必要がある。
メールにつてのDNSサーバの設定変更が必要だった。

誠信商事はサーバをCPIでとっていた。ドメインはおなまえ.comだった。そしてMXレコードなどのDNSの変更はウェブサイトが表示されなくなる恐れがあるので、CPIに変更依頼をして行うことになっていた。

事前に変更概要を送ってもらい、其の内容でよいか確認し、それで修正したあと問題なければ依頼修了というわけだ。これは安心できるし実際特に問題がなかった。

問題は東洋リースの方だった。2000年ごろにドメインとサーバーをまとめてNTTPCのWebArenaで取ったのだが、そのあと名づけて.netにドメインの管轄が移行していた。NTTとしては別会社だがこちらとしてはどうなってるか全く知らなかった。

そのあと、ドメインについて聞くとDNSは操作できない、という。それはWebArenaに聞いてくれ、とのこと。

でもってWebArenaに聞くと、それ別途DNS管理できるサーバーをかりなければいけないという。なんだか面倒なことになったと思いつつ、そのサーバーを借りた。

しかし名づけてネットもWebArenaもGsuiteの導入は一切どうして良いか知らないの一点張りで、手探りで代理店と模索することになった。しかしこのサービスの恐ろしいところは

DNSアウトソーシング開通後、お客様にて設定をお願いいたします

全部自分でやらせるところだ。なんのマニュアルもないのだ。
DNSの書き方ってちょっとサーバーで癖があるし、フォームに入力する形だからソレがどう反映されるかよくわからない。

なれない中でMXレコードを書き換えたら、ウェブサイト表示がされなくなってしまった。

しかしどこにも元のウェブサイトを参照するMXレコードに書くべきIPアドレスは書かれていない。

それでFAQを見るが操作方法のみ。チャットボットは何も答えてくれない。

そしてMXレコードに本来書くべきIPアドレスを聞いてるのに

「設定は本人がするから」と操作方法のFAQだけが届く。でも電話もわからない。
何度も何度も同じような質問を繰り返して、5回目ぐらいにやっとIPアドレスを聞くことができて戻すことができた。中国にいたりしてた時期だったので、ソレもしんどかった。

これ制作会社として請け負ってたら大変なことになってたと思う。

私も技術的にたいして詳しくはないが、これ絶対普通の人できないと思う。

この業界に20年以上いるけど、まだこういうところで躓くのだなと反省。
でももう二度とWebArenaと名付けてネットはつかいたくないな。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.