有用な文章にするためのネタを探す

コンテンツの作成する際に注意すること

ウェブサイトなどで記事を作成するときに、どのようなコンテンツを作成すればよいか検索をして似たような文章を探すことがあるでしょう。

当然Googleなどの検索エンジンを使うことも有効です。しかし、本当に価値のある情報のはいった文章を作るために、SEOで以前から使われてきた方法を紹介したいと思います。

なぜ、有用な文章をつくるのにSEOが役に立つのでしょうか?それはGoogleが検索エンジンで、上位に表示させたい文章を、プログラムで判別するために多大な労力をかけてつくってきたノウハウを活用できるからです。Googleは小手先のSEOのテクニックで上位に表示させることを好んでいません。Googleとしては検索した人にとって有用な情報を表示することで、今後もGoogleを使ってもらおうと日々努力しているからです。

SEOも以前はリンクを貼るなどの技術的なハッキングが多かったのですが、Googleの度重なる改良によって、多くのSEOの専門家は小手先の技術的なテクニックより、検索した人にとって有用な情報をウェブサイトに掲載したほうが上位に上がりやすいようになりました。だから自分の文章に有用な情報を加えるためのヒントをSEOのツールで学ぶことも有効だと思います。

検索エンジンが重要性が上であると判断するには様々な情報が使われます。一番有名なものはページランク、つまり多くの人にリンクされているコンテンツは検索で多くの人が見たいコンテンツであるというルールです。元々は論文の評価として、引用が多い論文ほど有用な論文であるという学術論文での評価方法がヒントになっていると言われています。他にもタイトルや見出しに、探している情報が含まれているかも評価の対象です。

一方で、情報の有用さだけではなく、情報の信頼性についてもロジックを発明しています。たとえば、YMYL( Your Money and Your Life) と呼ばれる、生命や財産に関わる情報は、たとえ有用そうに見えても信憑性のあるメディアや情報源がなければ表示を抑制しています。また、記事についても作者のプロフィールや組織の情報が確かであるかどうかも評価の対象にしています。

例えば以下の文章があります。

「パソコンは現代の企業にとってなくてはならない道具です。パソコンは製品によって高機能なものから低価格のものまでさまざまなものがあります。パソコンは人々の生活、仕事に深く浸透しており、人によっては2つ以上のパソコンを持つ人は珍しくありません。」
これは一見もっともそうな文章ですが、この文章は薄い内容になっています。例えば、このパソコンを「携帯」とか「タブレット」にしても成り立ってしまうからです。
SEOでいう濃い内容とは、
「パソコンは、キーボードとディスプレイを用いる個人向けのコンピューターです。デスクトップ、ノートパソコンなどの種類があり、OSもMachintosh、Windows、ChromeOSなどが存在します。一般向けにはレノボなどのメーカーによるWindowsのOSを入れたパソコンが普及していますが、最近はタブレットPCと呼ばれるChromeOSをいれたパソコンも学校などで利用が増えています。」

このような類義語や同義語とは異なる、特定の言葉に意味が関連があって同時に用いられやすい言葉を「共起語」と言います。「パソコン」に対し「ノートパソコン、OS、レノボ 」などを共起語と言います。当然このような共起語はたくさんありますが、検索エンジンで上位にあがっているようなサイトで、よく使われてる共起語は、ユーザーが求めている専門的な情報でかつGoogleも検索結果に表示するとユーザーの満足度が高まると考えているワードということになります。

SEOツール

SEOツールには無料で、この共起語を検索できるサイトがあり、特定のワードを入れると、その言葉で上位表示されているウェブサイトで頻出する共起語をリストで教えてくれます。

例えばラッコキーワードという無料のSEOツールを使うと、検索後に対する共起語だけではなく、連想語やサジェスト(検索したときに同時に使われる言葉)なども表示してくれます。

これらを使って、自分の文章に対して、検索エンジンが評価する文章=ユーザーが読みたい文章と考えて必要なコンテンツを増やしていくといいでしょう。
ただし、共起語を入れて上位表示と似たような文章を作るのは本当に重要なことではありません。自分が書く、自分しか書けない情報や意見、見過ごされがちな側面など他にはないことが書かれていることが重要です。共起語を参考に自分の意見や情報を盛り込むようにしましょう。

また、Ruri-coというコンテンツマーケティング向けのツールもラッコキーワード同様のキーワードに関する分析ができます。こちらのツールは上位に表示されているページでそのワードがどのぐらい使われているかという分析ができます。
Googleは検索した人に、役にたつであろうページを上位に表示します。だから上位のページに含まれるワードをヒントにして、文章を作ると役に立つ文章が作れるということになります。
なお、SEO対策として共起語を無理に詰め込むとGoogleは不自然にSEO対策をしていると判断し評価を下げるという話もあるので、無理につめこむものではないことは気をつけましょう。

Googleも人類も、今まで知り得なかった、探している情報を探しています。共起語をヒントに自分の体験を書くことです。どんなことでもいいので、試してみましょう。有用な文章とは、どこかに書いてあることを賢くまとめたものではありません。それはAIが書いて、英語にもしてくれるでしょう。どこにも書いていない自分だけの成功失敗談、調査結果を載せましょう。それは、価値を持ちます。
私のブログに載っている記事は、まだ始まったばかりのころのGoogle driveの文字認識機能を活用した名刺管理で、その試みは当時失敗しています。日本語対応が弱かったからです。上位に上げる意図はなかったのですが、それは失敗した経験にも関わらすトラフィックを集め、役に立っているようです。

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