今後のウェブ解析士の制度とシステムについてミーティング。どのような制度にすると将来的な成長と可能性をつくれるかを考え抜く時間だった。最終的には当然理事会などで決まることだが制度設計はしなければ理事会で結論はでない。
制度や仕組みはシンプルな方がいい。そして、あるべき方向に自動的に人々が動くようにすること。そしてその仕組に矛盾や無駄な労力をかけることがあってはだめで、あらゆる可能性を考え、取捨選択をしていった。
今後賛助会員前提の組織になる。法人会員向け賛助会員制度をつくることで、いままでの収益を大きく下げることになるだろう。しかしそれは、向かうべき方向に対し「あるべき方向に自動的に人々が動くようにする」には有効な打ち手であれば行う。今の収益の温存に固執することは、その収益を失ったときに、次の打ち手を考える思考を停止してしまう。
もうこのままでは古くなる、限界が来ると薄々思ってるなら、もしかしたら無駄骨かもしれないけど、必要な新しい、可能性の広がる方向に向かうこと。
それを「自動的」に向かえること。
マーケティングは「民主化」を越えて「生活化』していくと思う。もう朝顔洗って会社行って晩ごはん食べる、みたいに「マーケティング」をするようになるだろう。4Pの「プロモーション」は4Cでは「コミュニケーション」と言われるように、そのときの「マーケティング」は「コミュニケーション」と言われるかもしれない。
わたしたちウェブ解析士を今取ってるような私達にとって足りなくて、学ばなければいけないのは、そんな流れだ。インスタグラムやYoutubeを日頃からうまく使っている個人のコミュニケーションだ。彼らは広告代理店にもウェブ制作会社にも勤めてなくて、普通に会社員や学生をしながら、趣味や副業としてこれらを活用している人が大半だ。そしてその先に趣味を本業としてやってる人もいるだろう。
彼らの考え方、コミュニケーション方法が私達にとって学ばなければいけない先生だ。彼らに対して「あるべき方向に自動的に人々が動くようにする」はたらきがけが必要だ。
そして地方や中小企業、学生にもっとこれらを伝える方法を学ばなければならない。これからどんどん「マーケター」とか「メディア」とか「IT」ではない人が学ぶことになる。そのときに学びやすくすることが大事になってくる。
そもそもマーケティングを志す人が集うコミュニティにしていくのだから、今までの資格や試験での収益に固執していては、そこに価値を置く人しか集められない。それだけではない優秀な、意欲的なマーケティングができる人を集める。彼らに対して「あるべき方向に自動的に人々が動くようにする」はたききがけが必要だ。
なんてことを2時間位話しをしていた。ほんと組織ひっくり返すような話を毎日何回もしているという今を感謝しなければいけない。