IELTSをおすすめする理由 その1

IELTSをおすすめする理由 その1

IELTSを3年ぶりに3月に受験することにした。前に受けたときはシンガポールの大学院にチャレンジしようとしたとき。このときは失敗したけど、今回は他にも受験する人がいるので前とちがって孤独な感じではない。

IELTSって何?

International English Language Testing Systemの略で(IELTS:アイエルツ)。TOEICやTOEFLや英検のような英語の実力を評価するためのテストだ。英検と違い、合格不合格ではなく、TOEICのように点数で実力を評価する。

海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテスト

https://www.eiken.or.jp/ielts/merit/

とある通り、海外留学や移民で、十分な英語力があるかを評価するために使われている。

TOEICなどの他の試験との違いは?

TOEICはもともと非ネイティブの英語力を評価するために作られた試験。
TOEFLは大学への留学するだけの英語力があるか評価するために作られた試験。
英検は言わずと知れた日本人の英語力を評価するために作られた試験。
IELTSは留学、移民などで必要な英語力を評価するテストだから上記3つ全部を含んでいるとも言える。

日本では「社会人向けはTOEIC」という認識が多い。私は仕事で英語を使うならTOEICの勉強はあまりおすすめしない。TOEICの問題は昔から言われ続けている。TOEIC満点でも英語で会話できない人も多い、などと言われるのもその批判の1つだが、全員ではないにしてもTOEIC満点であることと英語コミュニケーションができるかということは別な問題だとは思う。

去年私も気乗りしなかったが1度模擬テストを受けた。もちろん英語を試すという意味では全くだめなものではないのだが、テストの回答が文法やボキャブラリーを問うものであり、もちろん間違わないほうがいいのだが、それはコミュニケーションで大きな問題にならないだろうと思うことが多かった。そして問題と回答については、結構な部分はテスト慣れが物を言う。ヒアリングの前に選択肢を読む、みたいなことだ。もちろんIELTSも試験になれたら点数上がると思うけど、テストテクニック的なところはかなり大きい思った。スピーキングのテストも気になる事が多い(まだちゃんとは受けてないけど)。TOEICでは”Do you think” できいたら、回答は” I think ” で答えなければいけないというルールがある。

TOEFLは留学のためのテストだ。だから大学でテキストで読まれるような学術的な文章が多い。そういういみではTOEICより実践的だけど、文章問題が学術的なので当たり外れが激しい。私の場合、1回目は心理学に関する話で少し知ってたので、点数を取れたが、次のテストは類人猿の話で、何を書いてるかもわからなかったこともある。そしてスピーキングはヘッドフォンつけて機械にむかって一方的に話す。それでも評価できるのかも知れないけど、本当の実力ってそういうことじゃないのではないか、とは思う。

そうやって見ると英検はイメージよりも良くできたテストだと私は思う。文法、読解などがバランスよくあるし、リーディングもスピーキングも人間が対応する。ただ日本でしか全く通用しないことと、点数ではなく合否なので上のレベルをチャレンジして合格しなかったら0だということだ。

それらのテストに比べIELTSをすすめるのは、本当にバランス良くスキルレベルを評価してくれる点だ。

テストには2種類あり、Academic とGeneralがある。前者は留学用、後者は移民やビジネス用となっているが、Academicのほうが試験時間も長く内容も多いので、Academicを受けておけば、つぶしはきくようだ。

つづく