Ekşi sözlükを巡る冒険

Ekşi sözlükを巡る冒険

インターネットって本当におもしろい。僕たちはGAFAが東証1部より時価総額が’大きいとか、そんなことに面白さなんて感じてないよ。

僕たちは世界中の人とつながって、新たな価値を生み出せることに価値を感じているはず。それが一番の魅力であり、根本の魅力である。

5GでもAIでもDXでもない。
だれが4社(だか8社だか)の支配下に置かれること楽しいなんて思うものか

たとえば2003年ぐらいに僕はejiriという名前のメーリングリストをつくってた、15人ぐらいいたかな。そのときtejiriというメールアドレスをつかってたら、北欧の女性から、私の名前もtejiriだけど、あなたは男性?女性?なんて質問が来た。

ワクワクするよね。それがインターネットに私達が感じてる一番の、根本的な魅力だよ。

でもここ10年、そんなワクワクはどんどん少なくなってきた。

便利だから、でもある。GoogleとかFacebookが無料で素晴らしいサービス提供してくれるから、その中にいればカンタンに世界の情報が拾えるし、友だちになれるようになった。でもなんか昔のザラザラした感じはない、調教された情報とつながりだ。

だからこういうプリミティブな遭遇って久しくなかった。

出来事は全くの偶然だった。InstagramをSimilarWebで調べたら、Ekşi sözlükエクシ・ソズリュック「酸っぱい辞典」というウェブサイトを知った。ググってWikipediaなどで調べたのだが、何しろトルコ語をGoogle翻訳で英語にして読んでいたので、よく分からなかった。

でも記事をさっさとあげたかったので、辞書風のソーシャルメディア、とことばにたまらない知的好奇心を掻き立てられながらも、わからんけど面白そう、ぐらいでとどめてしまった。

悪魔の辞典
とか思い出してたんだよね。

しかし、それだけでは終わらなかった。いや始まりだった。
この記事ついてTwitterでフォローしてくれた人がアドバイスをくれたのだ。

Ekşi sözlükはトルコではとても有名で、トルコ発祥のソーシャルメディア。単語に対して人それぞれの解釈をいれ、議論することでコミュニケーションがとれるということだった。

「詳しく教えてもらっていいですか?」と聞いたところ快諾いただいたので、今度インタビューでもしようかと思ってた。アカウント名は日本語の名前だから日本語ならいいかな?と思ったのだけど、どうやらそこまで日本語上手ではないようだった。

どうしようかなーと思ってる矢先に、次にいただいたのはGoogle Docsによる英語での細かいEkşi sözlükの翻訳資料だった(驚)。

由来から派生から文化から操作方法までのっているのだ。ここまで細かい操作方法、英語でもあったのだろうか?このドキュメントを私のDocsに死蔵させるわけにはいかない。

とおもってたところでGWになり、私は部屋に缶詰になり、有田町のゲーム更新しながら教材を作ってた。

その間にさらに頂いたのは、私のブログで
Ekşi sözlük
を紹介しているよ、というTwitterのポストを追いかけると、Ekşi sözlükの単語の定義の1つに私の記事、Instagramの解析結果からEkşi sözlükを発見したという紹介がされていた

ということで、これから紹介していこうと思う。