フィリピンにある児童施設Christion Mission Service Phillipne (CMSP)に行ってきた。
この団体は政府認可の公的なクリスチャン系の組織で、何らかの理由で家族と離れて過ごさなければいけない児童施設Children’s VillageやDay Careと呼ばれる保育園を貧困層で運営して、資金源は寄付である。
最初はDay Careサービスと言う日本でいう保育園に行った。
ここではこの貧困層(もっと貧しいところもあるが危険なのでそこまでではないとのこと)の子どもたちを有償で預かってくれる施設だ。子どもたちがダンスでおもてなししてくれた。
午前中貧困層の住宅を見て回った。一部は工事中のような建物でかまどで料理をしていた。本来は権利がないけど住宅を立ててしまっている不法住居で数年に一度火事になるらしく最近はブロックでつくるようになったらしい。でも建築には許可がいるらしいとも聞いた。
ここまでワイルドなかまどは日本ではちょっとない。
少し驚いたのはインターネットカフェで子供がゲームをやってるが同じぐらいの人数Facebookをしてたことだ。そのFacebookユーザーがあまりに若そうだったので、説明してくれる子供に何歳でもFacebookアカウント取得できるのか聴くと、Facebookは年齢ちょっと誤魔化せばすぐ入れる、ということで使えるのだそうだ(笑)。案内役の女の子は将来ダンスの先生になりたく、いまそのためにTerminology(専門用語)を学んでいるのだそうだ。
ダンスの動画はFacebookにアップしてる。Youtubeじゃないの?と聞いたら年齢が若いから難しいのだそうだ。FacebookはOKでYoutubeがだめというのが不思議。
そのあとお食事。
こちらのマンゴは美味しいよね。あと揚げたバナナとか落花生とかローカルフードをDay Care施設で頂いた。
お昼はみんなでBBQをつつく体験。昔戦争で勝ったときに食べてたお祝いの料理らしい。私はこういうワイルドなローカルなご飯好きだけど、合わない人もいるかも。BBQとはいえ冷めてるしね。あとシニガンが出てきたのはよかった。酸っぱいフィリピン独特のスープです。僕は好きなんで必ずローカルの人向けだと思って作ってくれっていう。
日本は所得格差に対して意識が低く、貧困に対して何か支援すべきであるということに関心が低いと言われている。一方で格差は自己努力で解決すべきで国や自分が支援することではない、と考える人が多いとも聞く。日本は所得格差や貧困率が高いにもかかわらずだ。
でもそれは、本当の貧困や状況を見る機会が少ないからではないかとも思う。学校や地域、職場が違えばその周りに見える世界がこの世界と感じる人が多いようだあ。
でもこのような地域を見ると、自力で解決する、ということが難しい事がよく分かる。私はオンライン英会話でよくフィリピンや他の国の人に先生をお願いするが、使っているPCやヘッドセットでも相当高価な品で、その時点で努力ではどうしようもないことも多々あるだろう。
つづく