ヒージャー汁を巡る冒険 前半

沖縄のプライベートな活動をちょっと紹介。たいていご飯の話だ。今回羊齧り居王会枢密顧問として主席から受けた指令は山羊威力偵察だった。山羊のお店の開拓が裏ミッションであった。

このミッションは孤独のグルメだった。
山羊は地元の4割が食べない(タクシー運転手)ほどのアグレッシブな食材なので気軽に人を同行させることができない。一人で偵察することになった。

まず最初に言ったのはさかえ。国際通りにある、代名詞的山羊料理のお店。

お店が殺人的にいそがしい!お姉さんは優しいけど、さばききれていない。
山羊刺が出てくる。

山羊刺し!!!こんなワイルドな肉料理他にあるのかな?
ユッケやタタキのような加工された生肉は他の地域でもあるが、山羊に限らず、生肉を常温で刺し身で食べる文化って世界中で沖縄だけかもしれない。菌がつく前に食べてしまうからなんだろうな。

しかしヤギ汁がない。別名ヒージャー汁。練馬に住んでたときの近所の沖縄料理屋で好奇心からオーダーしたら、
「それは沖縄の人も食べられない人が多いからやめたほうがいい」
とはっきり言われた。それでも無理を言って頼むと、
山羊の肉と内臓を煮込んだ、目に染みるほどの鼻をつく獣臭と、これまたパクチーに匹敵する香りを放つ沖縄のよもぎをわさわさと入れるスープだった。
最初は匂いにたじろぐが、なれるととても滋味に溢れた味。すっかり病みつきになり、オーダーしなくても出てくるようになった。

このヒージャー汁がないとは・・・

でも決してキレイなお店ではないが、お姉だった優しいし、途中でナーベラ(ヘチマ)はとても美味しかったし、いいお店だった

つづく

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.