コーチを今日学んだ振り返り

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今日は朝からマスター講座、午後からコーチングの学習で1日ホテルに缶詰だった。コワーキングスペースも土日は外部の利用者が使えないことになっているので、ここはもう1泊するつもりで部屋にずっといた。昨日の晩御飯は一風堂でお昼はファミマのお弁当で、仙台感0(笑)。でも来る目的はそこではないからそれはそれでよい。

去年秋ごろからコーチングを学んでいて、そのメモをこのブログにもしばしば載せている。そろそろコーチとしてのトライアルになってきた。

学んでいるコーチは、一般的なコーチで推奨される傾聴共感禁止の方法。認知心理学を活用し、現状を超えたゴールを設定することにより無意識の力をつかってクライアントに挑戦をさせるという手法。

コーチを実際にした受講者の体験を聞いたが、コーチを仕事として行うために必要なレベルに行く難しさをみんな感じていた。コーチとして仕事の依頼を受けるまでに到達するには、初回のセッションで一定レベル、つまりお金を払って良いと思ってもらえるベネフィットをクライアントに感じてもらう必要がある。一般的には仕事でのゴールであり、コーチングを通して仕事において現状を超えた(といっても想定内のゴールの3倍程度、あまりにかけ離れても臨場感がわかないので成功しない)ゴールを本人が設定することがまず必要。

ゴールはWANT TOの先になければいけない。したいこと(WANT TO)ではなくしなければならないこと(HAVE TO)から作ったゴールは人生で求めるゴールではないので、コーチは機能しない。WANT TOのゴールを設定しなければならない。

そしてそのゴールに対してビリーフシステムが書き換わらなくてはいけない。つまりゴールの側から今の自分を見て、今の自分がコンフォートゾーンではなく、未来のゴールを達成した自分がコンフォートゾーンであるというように変わらなければ、またゴールを忘れて戻ってしまう。そこまでが仕事なのだ。

ビリーフシステムが書き換われば、RASが発火し、スコトーマが外れる。その人が本来未来のゴールに向かうなら必要な情報や行動が自然と起きる。

コーチをしていると、いろいろなタイプのクライアントがいて、クライアントの話を聞くことは必要なのだが、初回セッションで成功に向かって短期間で必要な気付きにつなげていく必要がある。それには、クライアントの話の共感傾聴をしていてはだめで、ゴールに向かう上で、ずれていることや必要ないことを切りながら本質に向かうようコーチがリードする必要がある。

そしてゴールを人生で必要な要素を全方位で持たせることでバランスをとる(バランスホイール)必要がある。仕事のゴール以外にも複数のゴールもそのセッションで設定できるといい。

一方で、コーチが向かないクライアントもいる。現状に課題を抱えすぎて、現状の外のゴールを設定できる状態にない、現状が問題であるクライアントだ。コーチは本来ゴールを追い求める人のサポートをする仕事で、現状の問題解決ではない、それはカウンセリングの仕事だ。だから、コーチをする上では適切なクライアントを(少なくとも初心者は)選ぶことが大切だ。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.