エクシ・ソズリュックのクローン

個人が自由に発言できないという環境で発展してきたソーシャルメディアなのですね。以下クローンについては私個人の検証はしてないです

This article was written by 矢立美月 @ pixiv

エクシ・ソズリュック以降に作られたの辞書ベースのソーシャルメディアは「クローン」と呼ばれていて、一般的にはなぜならエクシ・ソズリュックと同じデザインやコードやスクリプトや構造を共有しているからです。

実際、「クローン」という言葉はMarvin Guideと言う最も古い類似サイトが出てきたときに専門用語として使われました。この類似サイトはエクシ・ソズリュックから盗まれたいくつかのエントリーやソースコードで作られました。エクシ・ソズリュックのモデレーターとメンバーは当然このサイトを歓迎せず、「クローン」と呼びました。現在Marvin Guideはその時閉鎖されたと知られています。そしてもちろん、エクシ・ソズリュックのメンバーはクローンを好みませんでした。

現在、100以上のエクシ・ソズリュックのクローンがあります。いくつかのクローンは、さまざまな理由で閉鎖しましたが、新しいクローンは次々と出現しています。たくさんのクローンはエクシ・ソズリュックの体制や公式のランキングに反して生まれました。いくつかはもっと新しいことをしたい希望や好奇心を持つインターネットユーザによって生まれました。

とくにいくつかの協調型ハイパーテキスト辞典はブログサービスのように、たくさんの関心を集めている。最も有名なサービスはSözlükspotで、blogspotのような協調ハイパーテキスト辞書サービスです。この無料サービスは自分自身の辞書ページを持つことができます。また、Sözlük Sistemi (“Dictionary System”) は有料の辞書サービスで、ユーザーに外部サービスで購入した独自ドメインのもと、10言語の辞書を作ることができます。

残念ながら、このトルコで発展したソーシャルディクショナリーは、多くの外国では重要だと思われていません。他の国では、多くのクローンが生まれ閉鎖しました。唯一アゼルバイジャンでは活動しているソーシャルディクショナリーがあり、“Sözaltı Sözlük”といいます。

Mashallah Newsのインタビューによると、その理由は「発言の自由」にあるといいます。

Sedat Kapanoğluの発言

エクシ・ソズリュックをつくったとき、トルコの1つの重要な事実を知らなかった。発言の自由はもちろん重要だが、その必要性を知らなかった。エクシ・ソズリュックの普及の背景にはある重要な要素は、発言の自由にあると思っていました。

トルコにはウェブサイトを作ったら、反対意見があったら排除していいという伝統的な考えがあった。でも私はその伝統に賛成できなかった。代わりに私は、サイトでどんな視点も滞在も記述も許可しました。

そのポリシーはこのサイトの成長を加速しました。最初の月に300人の投稿者がいて、当時相当すごい数字でした。1999年終わりに1500人の執筆者を興味関心を引くために集めました。2003年に1500人を呼べ、現在34000人のライターがいます。

でも「自由な発言」はトルコで一般的ではありません。多くの人々は自分の意見を自由に伝えることで起きる刑事罰を恐れています。TwitterやFacebookのような一般的なソーシャルメディア自由への要望をみたすことはできません。なぜならいくつかの投稿は非表示にすることができるためです。しかし、協調ハイパーテキスト辞書では、投稿もユーザーも非表示にすることができません。ニックネームだけが見られて、それが「匿名が与える信頼」を提供しています。しかし当然、他のウェブサイト同様、ソーシャルディクショナリーでも遵法は求めらますので、ユーザーは不法な投稿では司法の裁きを受けます。

Also see: 

Analysis: Eksi Sozluk, a bastion of free speech in Turkey? (from BBC in English)

The Secret Behind The Turkish Protesters’ Social Media Mastery (from mediashift.org in English)

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.