システムの再構成をどうすすめるか模索している。伝えていい情報か迷うところですが、こういう苦労ってあとで散逸して忘却してしまうことが多い。同じようなシステムの入れ替えや改定を模索する人も多いと思う。
もともとは自社のエンジニアが帰りの遅い事務局を見かねて仕事の合間に作ったシステムがベースだった。しかし仕事の合間でつくったので機能強化がままならず、SalesForceに乗り換えた。
SlaesForceからウェブに連携させたかったが、当時のSalesForceはウェブとの連携が弱く、ドメインをSalesForce側に持たせる必要があったため、自社システムを再び作ることにした。
PHPで作ったシステムだが、当初から要件定義が甘かったこともありあまり良いできとは言えなかった。しかしそのシステムも別な開発会社が関わることで改良されて、だんだん使えるものになってきた。それが現在のシステムだ。
しかし時代の流れで2つの動きがあった。1つは公開講座やエキスパート講座などの講座が増えてきて、いままでのような認定資格講座以外の講座やセミナーの種類が沢山ふえてきたこと。
もう1つは将来的なオンライン化を想定し、LMSを導入することなったことだ。Moodleは最初どう使うのかさっぱりわからなかったが、去年から講座に無理やり導入した。講座内容をMoodle上につくった。そして試験をCBTのベンダーからMoodleに乗り換えたことだ。
この2つの動きにより講座の多様化と、Moodleと連携という2つの課題をオリジナルシステムが直面することになった。これは想像以上に困難で、利用者含め大混乱となった。
さらに上級ウェブ解析士のカリキュラムをより高度なものにするためカスタマーアナリティクスに対応したリニューアルも行っていた。その結果ペルソナからカスタマージャーニーマップをつくりサイトの目的に沿ったリニューアルをすすめるといった活動も進めてきた。
この結果リニューアルプロジェクトをワークショップも並走させて進めてきたが、ワークショップ形式にしたため肝心なコンテンツの考察と当初の方針に対する実装が十分ではない方向で進んでしまった。要するに要件がほとんど無視された形でリニューアルが進んでしまった。
結果としてリニューアルの途中で方針を再確認し、再度作り直しとなった。
このような中で、もう1つの問題がWordpressとシステムとの連携だった。当初からWordpressのセキュリティの脆弱性を心配した関係者が、Wordpressのプラグインやユーザ機能を極力使わない形でシステムの実装が進み、PHPのAPIを呼び出す形での実装が進んでいた。
その結果WordpPressだがサイトのデザインやレイアウトがほぼ完全フルスクラッチHTMLでつくるような構造になっていた。さらにMoodleとの連携を考えたときに、Wordpressが持つプラグインなどが全く使えず、どれもこれもメインのシステムに依存することになった。
このままだとWordpressのようはCMSを自社で全部つくらなければいけない。せっかくオープンソースでそれぞれプラグインでつながるにも関わらず、全部システムを連携するためのプラグインやらAPIを自作しなければならない。
この状況をどうやって改善しようとしているか、次で現状考えてることを消化しておこうと思う