こっちゃん、いばナビでヤンキーピラフにチャレンジする(後半)

こっちゃん、いばナビでヤンキーピラフにチャレンジする(後半)

この記事のつづきです

さて、いばナビを調べて、みなと観光ホテルに決めたあとの話です。

公園から旅館に向かうと、街並みが私の地元、小名浜にすごい似ています。デジャヴというか、パラレルワールドの地元を見てる気分でした。道幅もなちなみも一緒なのに並んでる建物が違う。ほとんど名物も小名浜とかぶるので来たことなかったけど、この異空間はこの機会なければ味わえなかったかも。

みなと観光ホテル
みなと観光ホテル

旅館、結論から言うと良かったのです。娘たちも楽しんでましたし、宿は100年を超えた風情を残してました。掃除も問題なかったです。

建物の作りといい床の誂えといい、当時の装飾技術を垣間見られます。娘たちもホテルと違う異空間を喜んでいました

みなと観光ホテルの階段
みなと観光ホテルの階段

でもご飯は期待はずれでした。

市場から歩いて1分未満なので、近くで食べればよかったです。旅館としてのオペレーションでは対応できないのも無理もありません。でも、せっかく市場近いのだから、市馬や近くの寿司屋などオススメして、ご飯出さなくてもいいのではないかと思いました。

次も泊まるかもしれませんが素泊まりにしたいです。

朝ごはんたべてから市場に行くと、めくるめく魚天国でした。

朝イチには屋台とお店が並び、お魚つまみながらお買い物が楽しめます。私はいわきのララミューより市場って感じがして好きですね。市場は雑多な方が楽しい。思わず朝ごはん食べたのに回転寿司に入って一皿二皿つまんでしまいました。

回転寿司にはいろんな海老がありました

さらに市場を子供と歩き、魚や干物を買いました。それはいい思い出になりそうです。自分で食べて自分で判断して買う。これって素敵なことだともいます。妻から提示されたレギュレーションは煮魚。煮魚にあうお魚をみんなで選んで買いました。

あとこれは私のこだわりで地物しじみ。涸沼しじみ。これ知りませんでしたが、最高です。来たら買うべし。相当うまくて味が上品。すまし汁にすべきだと思いました

涸沼しじみ
涸沼しじみ

魚見てたら生きてるのも見たくなり、水族館行くことに決めました。
移動してると、気になる看板が目に入りました !

ヤンキーピラフ
ヤンキーピラフ

「ヤンキーピラフ」・・・話題沸騰・・・ご当地名物?大変気になります。
ぐぐると、いばナビにヤンキーピラフ、詳しく書いてありました!

ヤンキーピラフ
ヤンキーピラフ

味は書いてあるけど店員はよくわからず、ヤンキーなのかどうなのか・・・と思いつつ水族館へ。アクアワールド・大洗に向かいました。特集は毒のある生き物の展示会で、子供は大喜び、みんな毒研究員ステッカーもらってました。私の地元アクアマリンと比べると、良い点はアトラクションが多いこと。アスレチックみたいなものもあり、教育的なコンテンツも有り、いろいろ学べます。わたしはもっと魚みたかったけど、こっちゃんはミュージアムのヌイグルミ買ってごきげんだから良かったことにします。息子には透明標本買って帰りました。

水族館も子供向けアトラクションが多くて最後は水族館のアトラクションで遊んでました。相当疲れたでしょうから、遅めのお昼に向かいます。そう、ヤンキーピラフです。

まずはかたちから。ヤンキーって何か聞く娘に、とりあえずサングラスをあたえて
「つっぱりー」「がんつけんじゃねーよ」とか教えました

行ってみると普通に喫茶店でした。ヤンキーはいなくて、お店の人も普通でした。

辛いと聞いたのでヤンキーと普通のピラフ注文。美味しかったですよ。
そこまで辛くなくて後半娘たちもヤンキーピラフにチャレンジしてました。

行き当たりばったりですが、とてもいい思い出になりました。

地域ポータルサイトのあり方考えた

さて、そこでいばナビのような地域ポータルサイトってどうあればいいのか考えました。地域ポータルサイト、収益を上げるのは中々大変なのだろうと思います。使って感じたことをいばナビだけでなく、地域ポータルとして共有します。

  1. 網羅性ではより一貫性
    地域ポータルサイトは、地域特化してもすべてのお店情報がそろう、という網羅性では大手サイトに勝てないですね。地元運送会社が郵便局に対抗するみたいになってしまいます。
    それより、一貫性があるといいなと思います。その地域で目的をもって活動するときに、どこに行って何を利用するか、というような一貫性です。
    もちろん地元の有名なお祭りとかだと分かりやすいし、お金にもなりそうですが、それは大手メディアだってほっておかないと思います。でも、地元の人はお祭りばかり見てるわけでもありませんし、よそ者だってお祭りばかり見に来てはいません。私たちのように茨城どうせ行くならサイクリングしたい、自転車練習したいと思う人もいるわけです。どこでも必要とされていて、そして地域を絞ると、そんなに周りにそういい情報が見つかりにくい情報。そういう人たちに地元としてオススメの場所を紹介していて、そこに地元の人の評判があればいいなと思いました。
    ・引越しをしたけど近くで家具をそろえるならチェックすべきお店
    ・大洗で、小さい子供がいるけどいつも行ってる居酒屋
    みたいな一貫した視点での復数のレビューがあったらいいなと思いました。ネイバーまとめみたいな感じでしょうか。
    海浜公園の評判はたくさんありますが、自転車練習とかサイクリングという視点では口コミを探すのは簡単ではありません。また、本当にベストな場所か分かりませんでした。
    特定の目的×特定の場所口コミ&評価
    なら大手ポータルにない価値が生まれると思いました。
  2. 市場や屋台の掲示板
    大洗の市場ではどのウェブサイトも役に立ちませんでした。情報を探してもいくつかも公式ポータル・サイトは一般的な情報しかないです。事実のみの横並びの情報では役に立ちません。大手ポータルサイトの口コミサイトも個別に評判がありません。
    そしてそんな場所で私のように煮魚の魚を探したり、しじみを発見して喜んでいます
    つまり、ポータルサイトとしてではなく、地元のユーザの視点で、こんな買い物しました、というようなストーリーを乗せると参考になると思いました。目的に関して気軽に聞ける掲示板ぐらいがいいかもしれません。
    お店の良し悪しではないと思います。毎日同じ魚屋のカツオが一番いいなんてありえないとおもいます。タイミングで良い店も変わると思うからです。むしろユーザが見分ける方法のほうが大事です。どんな目的で、どういう視点で探したらいいものが見つかるか、幸せかのほうが意味があると思うのです
    お祭りやイベントでは場所も内容も流動的な屋台やイベントは、地元の声がとても参考になると思います「私はカツオを買うときは、柵にする前の尾の色と目を見ます。先月末は◎◎水産はいい型のカツオが入ってましたがお値段は高めでした」みたいな情報は有用だな、と思うのです。
  3. 地元インフルエンサーの養成
    最後にマネタイズですが、中小規模インフルエンサー養成です。大手ポータルサイトでは口コミを書くことしかできませんので、カップラーメンを作ったうどんがスキな人ぐらい相当頑張らないとインフルエンサーになりにくいですが、特定の目的×地元というセグメントなら成功する方もいると思います。
    例えばヤンキーw。ヤンキーピラフ食べに行くときに、結構走り屋というか暴走族的な集団がいたのです。でもそんな怖くはなくって、カミナリ族という感じだったのですが、ツーリングがスキな外の人は彼らのオススメコースなんて相当聞きたいと思います。
    こういうインフルエンサーの卵的な人に、いろんな記事を書いてもらったり、自分の活躍を投稿してもらえれば面白いと思いますし、できれば彼らを光らせるようなプロデュース力、表現力があればセットでいろんな展開も期待できます
    企業からプロモーションの依頼があれば、彼らインフルエンサーをつかい、紹介すればインプレッションも稼げるでしょう。

地元ポータル、これから面白いですよ。だってポータルにバナー広告もリスティング広告も効果が下がります。そのとき、魅力的な人をどれだけ知ってるかがマーケティングの鍵になるはず。そのシーズを持ってるのは羨ましいな、と思いました。

cuncon / Pixabay