Matomoではカスタム変数をディフォルトで5つ設定できる。5つ。Googleアナリティクスはカスタムディメンションで20、Adobe Analyticsでは200。5つはあまりにも少ない。
カスタム変数の増やす方は日本のMatomoユーザー会に日本語のマニュアルがない。でも英語の該当項目、短かったのでサラッと訳してみた。意訳でもとの著作者からちゃんと承諾を得ているわけではないから、消すかもしれないけど、日本語で情報なくて困ってる人に一時期でも役に立てば幸い。
もとはこのMatomo.orgのFAQから作った。
デフォルトでは、Matomo(Piwik)は5つのカスタム変数を提供しているが、もっと多くのカスタム変数のトラッキングができるようにMatomoを設定することができる。新しく加えるカスタム変数のスロットは、
- 「visit(セッション)」スコープ
- 「page(ページビュー)」スコープ
のどちらでもで作成することができる。
設定方法は、Matomo(Piwik)を置いたサーバーにSSHを介して接続して、コンソール画面からMatomoに以下のコマンドを入力する。
例えば、カスタム変数のスロットを5から10に増やすには、ターミナルの画面で次のように入力する。
$ cd /path/to/piwik
$ ./console customvariables:info ****************************************************
Your Matomo is configured for 5 custom variables.
****************************************************
$ ./console customvariables:set-max-custom-variables 10
これでVisitとPageのスコープで最大10個のカスタム変数を追跡できるようにななった。Enjoy!
注:このコンソールコマンドを実行すると、Matomoのデータベーススキーマを更新し、より多くのカスタム変数を追跡するためにいくつかのテーブルにカラム(列)を追加するようだ。
たぶんこの理屈ならいくらでもカスタム変数は増やせるはず。
ただ、わたしたちがつかってるようなクラウド版を利用している場合のカスタム変数増やし方は不明・・・更に調査しておこう。