そもそも情報の分類を捨てる

調べた情報を整理?

検索などの手法で情報をあつめても、後で利用できなければ何の意味もありません。そこで情報を後で調べやすいように整理整頓をしようとすることもあるでしょう。
今回はそのときに基本として考えておくべきことをご紹介します。

現在は、ディレクトリやフォルダも充実しています。そしてメタタグなどの機能で複数のタグをつけることで検索性を高めることもできるでしょう。
しかし、分類は時間がかかります。そしてどんなにルールを決めて分類しても違う分類がしたくなったり、同じ分類に入れてしまったが厳密には違うためわからなくなります。その結果、フォルダが多すぎてフォルダを巡るだけで時間がかかってしまったり、同じフォルダに膨大なリンクがあって見つけるのに時間がかかってしまったり、分類したから探しやすくなるかというとそんなに探しやすくならないという経験はありませんでしょうか?

解決法

このことへの明確な解決法があります。その本は「超」整理法と呼ばれ、平成に大ヒットした整理方法に関する書籍です。「超」整理法は手帳も発売され、今でも人気の方法です。
詳しくはこの本をご覧いただければと思いますが、この本の原則は「時系列での保管をし、分類をしない」ということに尽きます。

書類や書籍などさまざまな情報が届くと思います。その情報を整理せずに全部本棚などに右から順番に入れていきます。そして、その情報を再度つかったらまた一番右にしまい直します。そうやって整理しておくと、一番左の方に使っていない情報が溜まります。それらを整理して処分しましょう、というのがこの整理術のルールとなります。

このメリットは、分類という手間がなくなり、本棚がいっぱいになるといった状態になったら左の情報を倉庫などに仕舞えばいいので、「必要」「必要ではない」という吟味が大幅になくなることです。そして、時系列は一番見つかりやすい、分類して「重要」「参考資料」などの分類をするとどこに入れたか忘れますが「2022年春頃」「2018年より後」など年代は覚えているものです。探すにしても当たりがつけられます。

この書籍で紹介されているのは書籍や書類などの整理ですが、デジタルの世界でも活用できます。
例えばブックマークは年代、月ごとに作り、ブックマークはウィンドウごとにまとめて日付と調べた項目で保存します。
溜まってきたら年代のフォルダに格納します。
ファイルを置いているストレージやファイルサーバーも年代ごとに保存、年初に新しいフォルダを年代で作り、古いサーバーから使うファイルだけ移動させます。

このようにすれば古いサーバに膨大なつかわないけど消せないファイルがたくさんあり、使うファイルを探す手間が省けます。

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