言葉は時代の流れで変わる。ペンギンは昔、あのペンギンではなく、「オオウミガラス」という別の鳥のことだった。でも商業的乱獲で、かつて北半球で「ペンギン」と呼ばれていた「オオウミガラス」は1844年6月4日に完全に絶滅したようだ。そして別な鳥がペンギンと呼ばれている。
「ホタル」は虫かイカか。私の世代なら間違いないなく虫だと答えるだろう。仄かに川面で光る風景が浮かぶだろう。
でも若い世代にとって「ホタル」はイカだ。虫のホタルは滅多に見られない。清流にしかいない。美味しくもない。知る限り、キャラとしても、虫のホタルは知らない。
しかしホタルイカは、料理として頻繁に出てくるし、おいしいと思う人も多い。スプラトゥーンでも人気キャラとして出てきた。
この状況でホタルがイカにならない理由がない。ようするにイカのほうが顧客との接触ぽいんとが多いことだ。虫のホタルはノスタルジーな映画や番組でしか見ないが、ホタルイカはランダムといい、内容も変わる。
他にも候補をあげると、寿司は基本回転寿司のことをさして、回らない寿司が、カウンターの昔ながらの寿司の代名詞になる。寿司が主導権を握られてるんじゃないかな?と思う。
- ポジティブな方向で露出が多いこと
- ポジティブな体験、美味しい、楽しいという経験があること
- 数値や専門家による根拠があること
これが言葉の存在を変えるきっかけだと思う