世間話をして終わったと思ったNTTの面接はそれだけで終わらなかった。はっきりいって私なんてOut of 眼中だと思ってた。当時SONYと並ぶ人気No1のNTTから見たら、まあウェブから申し込みしてきたものずきな学生と見えたんだろうと思ったら、そのあと二次面接三次面接と進んでしまった。
振り返れば中小企業に貢献するのはNTTも大事で、そこが一致したのかもしれない。品川で人事部長の面接を経て内定をもらうことができた。
正直卒業も怪しい学生としては大金星だ。でもそれまで受けていた内田洋行などの会社のOBや人事部の皆様の熱いプレゼンを聴いてしまって、申し訳ない。一個一個丁寧にお詫びとか面接とかしていた。
そしてこれはやっとゴールに向けて最大のカードを引き当てたと思った。大手商社にいくパスになるかもしれないということだった。
そこで過去にOB訪問でけちょんけちょんに言われてたOBに連絡をした。丸紅以外(笑)。NTTに受かったが、商社に行きたい。面接してくれないか、というお願いだ。
ボート部でもアメフト部でもない私にはこのカードしかなかった。そこで片っ端から連絡した。
そしたら何社か面接を進めることができた。伊藤忠と三井物産。しかし3次面接までしかいけなかった。今思うに人事担当の目は正しくて、私は当時の商社に行ってもたいして役にたてなかったと思う。
就活も投資を受けるのも人気投票だ。誰かがふだをあげるとみんなあげる。誰かがふだをあげたら、その価値を最大限に生かすべきだ。
僕は失敗したけど、自分を買おうという札が上がったら、価値をあげられるだけ自分の自分の価値をあげれば良いと思う