潮干狩りしながらビジネスを考えていた

ちょっと前に人生初の潮干狩りに行った。その仕組みとカスタマーエクスペリエンスに感心してしまった。ビジネスのことをいちいち思い出してしまったことを思い出して書く。

 潮干狩り1回一人1,500円のCPAは?

潮干狩りとは、潮が引いた干潟にて地面を掘って貝を、主にアサリを取ることだ。潮干狩りをしている場所は、漁業組合が干潟をマネージメントしている。

入場券が必要で1500円。一瞬そのコストに見合うかひるむ。しかも一人当たりの狩猟制限がある。一人1.5キロまでしか取れないのだ。それ以上は別途有料で支払う必要がある。そこで思ってしまう。

それだけ取れるなら元が取れるのでじゃないか、と。家族5人だと、7.5キロ。これは食べきれる量ではない。冷凍庫に入るか?と悩みはじめた。

便利なことに潮干狩りチケットの横でアサリを取るための熊手と獲物を保存するネットとバケツも販売してた。このネット1.5キロもはいるかな?と思い1個余計に買っておく。

しかしこの数値は上限であって平均値ではない。

最低保証でもない。それなのに、これ以上取ってはいけませんと言われると、私でもそんなに取れるのか!と思ってしまうのだ。ああ浅はか。

潮干狩りの現場は大量の新人アサリハンターで溢れかえっていた。

連休だから無理もない。干潟の人だかりをみて、この人数で干潟ホジホジしてて、アサリがまだ干潟に残っているのか?と途方にくれる。早朝に大量のアサリをばらまいてるとしても、この人数では残ってる気がしない。実際少し干潟を引っ掻いたが、いるのはヤドカリだけ。最初はヤドカリも珍しいが、じき飽きてきた。

現場を見るまで、アサリはどこにいるのか、ターゲットの場所や生体ばかり気にしていた。しかし当たり前だが潮干狩りで15キロ制限してもアサリが突然増えるはずもなく、

本当のCPAを決める要因は、同じくアサリを狙う人間だということにこのタイミングで気づいた。

すでに遅し、でもお金払ったしやらないわけにはいかない、とにかく取れなさそう。もうこれ無理だよ帰ろうよ、と言いかけたところでアサリ発見。やっぱりいることはいるのだ。どこにいるかというと、アサリがいたいところではなく、人間がホジホジしていない場所だ、そうブルーオーシャンだ!

ということで、棒の下とか人が掘らないだろう、と思うところを掘るとアサリがまだいた。そして現場で発見したらうろうろしないで、発見した場所をほりつづけることだ。そうやって開拓したら、アサリがそこそこ手に入り始めた。

しかしとてもじゃないが7.5キロなんて取れないことに気づく。

1粒原価100円ぐらいの高級アサリの誕生。

でもまあ楽しめたからいいか、と思いはじめた。そして帰るときに、とったアサリの量を量るのだが出口で重さをはかるときに前に並んだチームが、1.5キロの限界をはるかに超えて追加料金を払っているツワモノがいた。追加で料金を払っていた。この優秀なアサリハンターは大人だけのチームで、道具は全く違う、潮干狩り専用のプロギアだった。

私には無理に見えたアサリの取得上限は幻想ではなく、このようなセミプロ向けの対策だったのだ。しかしコンビニでちょろっと買ったような私たちには全く縁がない領域だっただけだ。プロフェッショナルはまず道具も取り方も違う。幼い子ども連れがフラッと遊に来るのは浅はかだった。

その日はキャンプだったので帰って味噌汁とか酒蒸しにしたのだが、それほど美味しいものでもなかった。ま、そりゃそうで砂抜きとか十分ではない。スーパーで売ってるアサリみたいな上品なアサリは、多分専用の機器とかでしっかり砂抜きしているはずだ。

ほぼ全部砂抜きされてるってすごい!

スーパーのアサリがどんなにすごいことなのか!

身をもって知ったことを考えれば一人1500円は高くないと思った

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ejtter

Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.

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