シンガポールのインターポールで英語でウェブ解析ペラペラした話(その3)

自信満々だった前回

ロジカルとコンクリートの逆襲

だいたいできあがったどーと思って、Yさんに送ったところ・・・

「ロジカルじゃないしコンクリートじゃない、どんな論理構造か資料送ってもらえませんか?」

とのご返事をいただいた。

ここで気づいた・・・。

あくまで英語で話をするだけで考えてたからロジカルでもないしデータや事例が提案を補うコンクリートな状態でもなかったのかと。

阪本くんも川口さんも気づいてた。

でもそこまで求められると思ってなかったので、ここで、がらがらどんとなった(笑)

やりなおしかよあと1週間ぐらいで!!!

そもそも、Interpolって世界中の警察が情報共有するための組織。

警部が県警のパトカーで逮捕に来ることはなく。

逮捕権もない。

そういう国際組織だから、発表する内容はappendixとしてまとめられ文章になって掲載される。

Yさんは、まずappendixを見て、内容を判断して、それからプレゼンという流れで考えていたようだけど、

私はマケドニアとかの先生といきなりプレゼンから作ってしまい、2ヶ月無駄使いしてコンクリートじゃないやつ作り込んでしまったわけだった・・・・・。

 

そこで、appendixから作り直し。

プレゼン資料と英語の授業中心でつくっていくと、流れとかノリとかウケばっかり考えてしまい、根拠を伝えたり、理由を伝えることが抜けてしまっていた

阪本くんと川口さんから、「江尻さんロジカルじゃないですよ」と枕詞のように言われながら直した。

英語で考えろ!の限界

そのとき一度日本語で全部作り直した。

私英語の先生に

「日本語を使うな!日本語で考えたら一生英語なんてしゃべれないぞ!」

と言われつづけ、その通りしていたし、英語で「話す」という意味では正しいと思う。

しかし、エッセイや論文のような論理的なものを英語でいきなり書いてしまうと、論理も英語のレベルに落ちてしまい、小学生以下みたいな幼稚で論理の破綻した内容になってしまう。

そこで数ページ日本語で書き、それを二人に訳してもらい、最後チェックするという流れでなんとかappendixを作りなおした。

このとき発表の3日前。

土日返上になってしまった阪本さん、川口さん、そして国恥を晒しかけてしまったYさんもSさんも深くお詫びと感謝をいたしますです。ほんとに。

私がやりたいことは英語の先生ではなく、英語での自分の専門についてのプレゼン。

そこに違いがあるのかもしれない。

プレゼン内容を自分から出てくる言葉にする

発表数日前に

「この内容であれば発表しないほうがいいのでは?」

と言うレベルだったものを現地入りした川口さんとホテルのロビーで電源拝借しながらあーでもないこーでもないと書きながらプレゼン資料を作り、部屋にもどってウロウロしながらロープレをした。

スピーカーノートは遠くで見られるよう大きい字にして、それでも読まずに大抵いけるように暗記をした。

自分から出てくる言葉として伝えられるにしたかった。

だって読み上げちゃったらプレゼンにならない。

以前、英語でプレゼンしたときにスピーカーノートに書いてインドネシアで自己紹介したけど、伝わらなかった。

読み上げてはだめ!相手を見て伝えなければ伝わらない

暗記して思い出すのにノート見るならいいけど、読みながらでは気持ちがディスプレイに行ってしまう。

はい、分かってる。

マスター講座で私がさんざん注意していること(苦笑)

そしてプレゼンを行った。続く。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.