GA4のアドホックな分析ハブ、そもそもアドホックとはなに?と昔話を掘り掘り

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Googleアナリティクス4(GA4)の分析ハブは、一見扱いにくい(機能が沢山あり、どこを触れば何が表示されるかわかりにくい)ように見える。

なんか、反応遅くないかなと思う。しょうがないけどね。重たい仕事してるとは思うから。でもちょっと威圧感あるよね。UA(ユニバーサルアナリティクス)に慣れ親しんでると、いきなり画面が細かくてちょっと引く。

以前のUAでは、このようなマーケティングに活用するためのデータの表示機能は2種類あった。

  1.  分析用の画面として準備された画面(コホート分析、LTV分析など)
  2. カスタムレポート

それぞれ、弱点があって、1.は予め設定されているため、データが見えるものの、どのように活用していいかはウェブサイトで異なるにもかかわらず、基幹指定ができなかったり、選べるディメンジョンやメトリクスが限られていてカスタマイズが困難だった。

2.は自由にディメンション、メトリクス、フィルタ(1種類で複雑なものは正規表現が必要)、セグメントが設定できたけど、ディメンションにもメトリクスにも設定件数に制限があった(まだGA4でもあるかも、未確認)。そして最大の欠点は、カスタムレポートの設定をして保存しないとその結果が見えないため、予想と違う結果が出てくると、また設定をしなければならなかった。設定したけどセッション0なんてことあるあるだったはず。

GA4により、1.のようなマーケティングのために準備された画面はなくなった。そしてカスタムレポートが分析ハブとなった。

アドホック(Ad hoc)とは、目的に合わせて臨機応変に試行錯誤できることを指す。カスタムレポートと異なり、設定するとその瞬間にデータが表示され、そして順番も項目も変えればリアルタイムに反映される。医療だと冠動脈疾患の治療法の1つらしい(私医者じゃないからここは信ぴょう性疑ってね)。冠動脈狭窄(狭い箇所)が見つかったとkに、臨機応変にバイパス手術をすることらしい。状況判断に応じて、って意味だと思う。
ビジネスでは目的に合わせてって書いてある説明が多いけど、
ビジネスの解析は全部目的あってのことじゃろうがコラ!
って思う人も多いと思うけど、色々試行錯誤できることを指してるんだよね。

ページビュー入れたけど・・・
あれちがうなセッションから?
ん?
なんかページによって差が大きいからフィルタかけようかな?

なーんてカスタムレポートとか使う問「設定」「保存」「設定」「保存」「設定」「保存」「設定」「保存」
ってボタンを前後に押すけど、アドホックだとドラッグドロップとか✕ボタンとかでサクサク動けるのね。それがアドホックな感じ。分かるかな?エクセルの’ピポッドとかはアドホックに動くよね。あんな感じ。

懐かしいのはAdobe Analyticsのアドホック。もうねツリー構造でどこーまでも深堀りできるの。Java Appletで、ぐりぐりブラウザの限界を超えて掘り掘りできた。あれブラウザじゃ無理だよね。

でもAdobeAnalyticsでも廃れた機能になったみたい。別な機能(名前忘れた)が主流になったから、でもって分析ハブにチョー似てるってかAdobe Analyticsのその機能にそっくりなのが分析ハブね。でも・・・ちょっと見きれてないけど、分析ハブのほうがちょい優秀な気はする。

さて、同じデータを様々な分析手法、表示方法で確認することができる。

ってことでみんな分析ハブをつかってみよー

このブログとかこのブログとか、このブログとか参考になると思うよ

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.