中小企業に役立つことは収益ではないかも

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今日ある地方の活性化をしている企業の社長と話をする機会に恵まれた。
長年思いを一緒にしてると思いつつ、お話しする機会を得なかった。
お話しの中、中小企業にとって使いやすいできたるマーケティングの手法は未だない、という話になった。

彼はいう。地方にとって、チラシ以上にわかりやすく、安くあるいは同価格で、反応もあって、エージェントも収益になる、というサービスを未だ開発できていない。毎日模索してると。
私も人的な解決手段だが、中小企業向けにわかりやすいソリューションはないかと模索している。

幕末ならわかりやすい。欧米の最新の武器を持っていた方が圧倒的に強く、薩長は勝った。幕府は負け、それ以外は恩恵がなかった。グラバーは薩長以外に鉄砲が売れないことを悩まなかったはずだ。その価値がわかれば高値で買うから。

今置かれている中小企業の状況は、薩長みたいな状況ではない。いまこれながければ負けるという状況ではない。

長期的には苦しくなるだろうが(なっているのだが)ゆでガエルのようにだんだん状況がしんどくなっている。

だからウェブでもなんでも新しいことをやらないといけない状況にはない。

中小企業がもっとウェブを使うために参考にするのは、むしろ高度成長期の主婦の心情ではないだろうか。
洗濯機や冷蔵庫。専業主婦なら洗濯板と佃煮でいけるのだが、もっと素敵そう。そんな期待で買ってたはず。期待が大事だし、その期待に応えることが大事で、成果ではないかもしれない。
未だ方策は見つかっていないが、地方中小企業にもっとウェブを使ってもらうには、そんなトレンドを生み出すことかもしれない。

それには行政やマスメディアやいろんな力を借りなければできないかなと思った。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.