AIってもう恥ずかしくない?

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この記事のつづきでもある

先日紹介した7年リースのCMSの最大の特徴はAIを駆使したリコメンデーションエンジンである。

ここ1年2年でAIという言葉はずいぶん便利な言葉になった。AIというと、なんかすごい機能で、すごいことを、すごいスピードで、人類が失業しちゃうようなインパクトをもってる、みたいな形容詞として用いられるようになった。

裏を返せばAIバブルはちょっと重症だ

AIという言葉のバブルが崩壊する日はもうすぐ来ている。つまりAIというソリューションがAIでもなんでもない詐欺みたいなサービスだった、というような事件は近々起きるだろう。AIで運用するから絶対損しない投資、みたいな詐欺だ。

そしてAIは便利な言葉なので、お笑いとか皮肉にも使われるだろう。
意識高い系とか、ヤンエグ(古)とかみたいに。

AIってもうすでに恥ずかしいんじゃないのか?

AIというけど10年前と変わらないやり方だったり、その機能AIっていうけどほとんど効果ないよね、という機能を私はたくさん見ている。もう業界内ではAIで制御とか最適化って慎重につかうワードではないかと思う。

AIと呼んでるものでも優秀なサービスもある。でもそれはAIじゃなくてもっとちゃんとした言葉を使ったほうがバカみたいな風評被害合う前になおした方がいいと思うよ
もし感情みたいなアルゴリズムを使っているならそう説明したほうがいい
統計や言語処理をしているならそう説明したほうがいい
ディープラーニングとかしてるならそう説明したほうがいい
データマイニングとかORならそう説明したほうがいい

AIなんて電卓とわり算スピードたたかうみたいなもの、便利なら使う。そりゃ割り算するだけが仕事なら電卓に取って代わられ即失業だけど、でもそんな仕事ないよね、と思う

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.