Web summit 2018も最終日、参加してみての自分なりの感想をまとめておく
セミナー聴講はメインの目的ではない
まずこのsummitは交流がメインで、セミナーを聞くというのはサブでしかないということだ。
人数も多いだけ多岐にわたるセッションがある。参加する企業も参加者も膨大な数になる。その中で魅力的な話や企業はもちろんたくさんいるのだが、意識的に選ばないと難しい。それも期待と合うとは限らない。
とくにパネルディスカッションは期待ほどの面白さがないことが多い。私の英語力の問題もある。プレゼン資料もなく、理解の助けになる視覚情報がないこともあるだろう。それに加え、会話の内容を理解することが難しいし、そもそも内容としてたまに海外から来た人にはわからない事情も多くて、ウケていることもわからなかったりする。日本だとパネルは人気だが、周辺環境がわからないと面白くないのかもしれない。
その中で後になっても一番印象に残っているのはmozzilaのセミナーだった。言わずと知れたオープンソースコミュニティだが、音声認識のクオリティをあげるために自分の音声を共有してほしい、おんせいにんしきのうりょくがあがれば自分も楽になるのだから、守るばかりの消費者ではなく、ポジティブな消費者になろうというメッセージだった。
また多くのベンチャー企業のブースも面白かった。シメジを育てる企業ブロックチェーンとコーヒーを組み合わせる企業、どれも面白かった。
しかし、何より驚いたのはマーケティングに関する企業が本当に少なかったことである。アジアでなら逆だ。
ウェブ、広くインターネットはもうマーケティングからインフラに関心がもう世界は動いているということではないだろうか。