マレーシア滞在時、最後の日は自分の時間があったので、ワインを買いにいった。
マレーシアは酒税は高いし、そこまでオープンではないものの、クアラルンプールでは普通にお酒が飲めるし、私の泊まったPearl Hotelには酒屋があった。
酒屋は見た目ワインセラーだった。
でも入るとウイスキーも日本酒もなんでもあって、中国人がウイスキーを値踏みしていた。
日本のウイスキーも高級なお酒として並んでいた。
私はワインセラーだと思ってたし、今日部屋で飲む程度で考えてボトルワインを聞いてみた。安いカテゴリーのワインで十分とつたえたところ、赤ワインでマレーシアのワインがある、と聞いた。
アジアで地物のワインなんて中々ない。
どんな味か聞くと、コーヒーみたいなフレーバーなのだそうだ。マレーシアの葡萄は詳しくないが、個性的なワインなのだろうか?普通にワインセラーでは味わえなさそうなワインだったのでメルローだし、買ってみた。
私はあのとき「コーヒーフレーバーのメルロー」という言葉にもっと注意を払うべきだった。
「あぶらましまし辛めそうめん」というようなものだったかもしれない。
ラベルをみたら分かる通り、これはワインとコーヒーが入っている。飲むと、感じるとか言うレベルではなく、がっちりコーヒーの味がする。カフェインとアルコールの味がする。
原料見るとメルローにイポーのホワイトコーヒーがあったのだ!これ本当に入ってると思わなかった。
ブランドはRozells調べたけど日本語は皆無。こいつは色々な意味でも美味しい(笑)かもしれない。
記事を発見。マレーシアならこのワイン!というものを開発したく、名産の品とのコンビネーションを考えていたのだそうだ。たしかにコーヒーフレーバーというワインもあるし、コーヒーは相性が良いというのは自然かもしれない。
そしてこのワインのマリアージュ(っていうのか?)を考えたが、私は食後のワインとしてどうだろうか?お酒かコーヒーかというとお酒はグラッパとか度数の高いアルコールが多かったが、これはコーヒーみたいにさっぱりとデザートをいただくには相性とてもいいんじゃないだろうか。
この開発者のチャレンジにはホント素晴らしいと思う。マレーシアらしい、チャンプル文化だなと思った。