CJMセミナー大阪でやってきてて感じる問題

カスタマージャーニーマップのセミナーを大阪で開催。めんどうなクライアント側で参加した。

頭ではわかってたが、実際に手を動かすと違い、そんなことを知ることができるワークショップだった。

でも2回繰り返して、ちょっと違和感が生まれている。

  1. 本当に想定しているユーザーは適切なセグメントになってるか?
    今回コンサルタント側に委ねてきたが、そのセグメントが本当に正しいか、そこにリソースを投入するのが適切なのか、という吟味が十分なのか、疑問に思い始めた。
  2. 受講生に向けて、会員に向けて、外部の人に向けてのメッセージの割合は本当に今のトップページに反映されているのか。それぞれ吟味をし情報を整理整頓したが、その結果なぜこのトップページになっているのかがよく見えていに。優先順位をつける努力もしていたし、デザインはキレイだが、その過程はクリアーではない。
  3. 解析と紐付いていない。
    結局、想定が異なってることもあるかもしれないしそれも仕方がないが、この結果どういうKPIを測定するのか、というような解析を前提とした設計にはなっていない。だからデザインがうまくいってるかどうかの検証がまた洞察からはいり、解析をいかすことがむずかしい。

これはコンサルに依頼する側の問題が大きい。問題を各自ちゃんと考え、吟味するという姿勢がないことが1番問題であり、それはコンサルが何かしたから解決することではない。

プロが自分達を見せるウェブサイトとして、問題が大きいのではないと思っている。

 

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.