メイドライクジャパンが日本を超える日

無事クリスマスは終わった。

そのときのサンタさんからまたメッセージが届いた。

マレーシアで見た日本のお店風のお店のことだった。そもそもLoLのお店で人形なんてないよといわれて途方にくれて、他のプレゼントを探しているときだった。

ショッピングモールの地下に行くと、お店がある。ユビソオという店舗だった。
雰囲気が、日本のチェーン店のマレーシア店舗という感じだ。

このお店の中にある商品はダイソーや無印と同様、基本的に自社のプライベートブランド製品を提供している。パッケージの説明文は日本語が一番目立つかたちで書いてあって、丁寧な商品名も日本語を中心に書いてある。

私がしばらく日本に行ってなければ、日本のお店だと言われたらそうかな?と思うだろう。本社住所を見ると、たしかに日本のお店で、本社は六本木にあるようだ。そうなると日本のお店の支店、といってもおかしいことではない、、、が日本で見た覚えはまったくないし、多分日本国内に店舗もない。

上海で見たメイソウを思い出した。MINISOもJapanese Designer Brand とある。日本のユニクロ、無印良品、ダイソーを思い出すような内装である。

ブログなどを見ていると、日本のマネしたブランドだ!みたいなネガティブなものもあったが、私はそう思わなかった。アメカジ(古w)のお店が日本にあって「アメリカっぽいパクリ店だ!」ってアメリカ人は言わないだろうし、お店の人だって「アメリカ人が作りました、ってお店にして騙してやろう」なんて思っていない。お店の人のアメリカに対する愛着だって相当高いだろう。

彼らが日本のデザインやセンスがいいと思って作っている。シンプルでいい製品をつくり、ゴージャスではなくシンプルで快適な生活というコンセプトを尊重している結果、近いものを作ろうとしている。製品だって、パクリということではなく、日本では見かけないような、面白い製品も多い。彼らなりの工夫も感じる。これでユニクロとでも書いて売ってるならパクリとなるが、別なブランドで日本ライクな製品をつくることはむしろ、文化を認めてくれてる、嬉しいことではないだろうか。

メイドライクジャパン。
しかしこの流れが進めば、日本は多分勝てない。

シンプルで使いやすい製品デザインはどこかで日本とほぼ同等かそれ以上優れたものをつくれるだろう。そうなると、ほとんどの製品を海外でつくってるだろうから、日本の企業が作るより安く作れるだろう。そのとき日本の「シンプルイズベスト」ブランドは勝てるのだろうか?

10年後これら海外のメイドライクジャパンブランドが日本やアメリカで普及する日が来ることをイメージした。むかしアメリカ人が、将来日本に自動車産業で負ける日が来るなんて言われて鼻で笑ったように。

日本が勝てる産業は、大量生産、ハイテクではなく、単品生産、ローテクだろうね。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.