レゲエが無形文化遺産になったようだ。「よかった」というが何が良かったのか実はわかっていない。
無形文化「遺産」である。もう今は使われないが、無形で文化的なかつて盛り上がった文化であるという意味だと思う。
つまりレゲエはもう死んでるのか。
だから遺産について書いておこうと思う
レゲエは何回か書いてる。思うにレゲエなんて時代遅れだ。いまやリズムもテクニックもあらゆるジャンルで応用されている。いまレゲエから新しいムーブメントがおきることはないかもしれない。
音楽性じゃなく、宗教的な方面で知る限り伝える。結論から言うと一周回っていまや新しい価値観ではないかと思うのだ。
ラスタファリズムという宗教がレゲエの精神的支柱であることはご存知だろうか。
旧約聖書をベースにした宗教であるが解釈はユダヤ教ともキリスト教徒も全く違う。
「約束の地」=アフリカ
「囚われた契約の民」=アメリカの黒人
「審判の日」=白人たちの社会が壊れる日
「神と子と精霊」=ハイレ・セラシエとマーカス・ガーヴェイと、ボブ・マーレイ
そして旧約聖書にある、カミソリを頭に当ててはならないという戒律から、髪もヒゲもそらず、髪をねじってまとめていたのがドレッドヘア。
余談だけど瞬間接着剤で髪の毛の先をまとめてドレッドにしてたなんてアーティストから聞いたなそういえば。
ジャーラスタファーライというのはハイレ・セラシエの幼少の頃の名前。
家康の家臣が「竹千代様!」という感じじゃないかな。そこからラスタは生まれた。
彼らの経典は旧約聖書だが精神的課題は欧米にある。白人至上主義の欧米によって私達は不利益を被ったと考える。
そこでアメリカの食べ物を極力食べないようにする。コーラとかハンバーガーとか。
そこで自給自足や造り手が分からない食べ物は食べないようにしている。
トレーサビリティのできる、誰がどうやって作ったか分からない食べ物を極力取り込まないようにしている。アイタルフードなんていい方もする。
これはこれからみんなが求めるサービスなのではないだろうか。トレーサビリティだ。最近の日本人がいつも求めていることじゃないか、と思った。