科学と民間療法

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私は医者でもなんでもないタダの素人として書く。医療系情報はセンシティブだから凡人のたわごとと思って読んでもらいたい。

歯磨きの方法について、食後がいいか、食後しばらくしてからがいいか、ということが載っていた。実際のところ歯科医も意見が分かれているらしく、まだ確固たる結論はない、といったことだった。そこまで見て出かけてしまったが、歯磨きの方法については10年くらいで変わってきているのではないか、と思う。

昔は横に動かすよう言われたた気がするが、そのうち縦に動かすと言われ、気づいたら細かく動かすことになってた。目まぐるしい変化だ。

歯の生え方も使い方も変わってなくて、変わったのは食べるものぐらいだろうが、ここまでころころ変わるのは不思議だ。

体に良いもの、油だって私の子供の頃はリノレン酸が体にいいと、紅花油が高級品だったと思う。いまリノレン酸よりはαリノレン酸のほうがいいともてはやされているように思う。そもそも油だって太る原因と言われてたがそうでもないようだ。

何がいいかというと、科学で証明された健康法ですら当てにならないことも多い。もちろん科学的根拠がないものよりマシだろう。でも医者も科学者も真剣に研究してるのだろうけど、科学で証明された、ということが実は違った、ということが頻繁におきている。それも進歩だからいいのだけど、思うに実はまだまだ当たり前のことがわかってないのかもしれない。

もっと原理原則のような、分子の動きとか生物の動きとかは研究で明らかになってきているのだろう。でも私たちの生活に密接に関わるような、健康とかになるととたん不確定要素が多すぎて中々科学の理論が当てはまらなかったり、確かなことが言えないんじゃないかと思う。

思うに人間や生物の経験を活かすための科学の活用に力を入れてはどうだろうか?
いろんな民間療法と呼ばれるような治療法や健康法があるが、どれも科学的根拠が薄いから、よくわかってない。でも何千年何万年の間に人が経験してよかったことが詰まってるはず。ホメオパシーとかもその一つだろう。そんな人や生き物の経験を科学的手法で確認して、その有効性を明確にし、もっと効率的に活用できる方法を見つけることにもっと力を使ってもいい思う。

 

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.