百度(Baidu)ウェブマスターの道 ーその2望郷篇ー

もう常識であるがGoogleのサービスは普通にインターネットにつなげても、中国では使えない。

まずはウェブマスターどころか、普通の人以下のITリテラシーになってしまうとはこのころ思いもよらなかった・・・

なぜ望郷かって?行ってから「あー日本で準備しておけばよかったー」と思ったからw

私は中国語が全くわからない。

そこでGoogle翻訳を使って英語にしてなんとかする。

でもGoogle翻訳はGoogleだから使えない。

ここでも終了(笑)

Baiduも中国で翻訳サービスも無料でやってるけど、全部中国語インターフェースをGoogle翻訳抜きでくぐりぬけなきゃいけない
しかも中国→英語の翻訳精度はどこにも情報ない、ということでやる気になれない。

でももう行くことは決まってるので、どうすれば見られるかGoogleなどのサービスを利用できるのか?調べまくった。その方法として一般的なのはVPNである。

中国でGoogleFacebookを使おうとするなら、VPNを契約し、VPN経由でそれらのサービスにアクセスしなければいけない。

VPN経由であれば通信は暗号化され中国国内では閲覧が困難なウェブサイトを見ることもできる。このこと調べはじめたのがマレーシアから出国し、中国に向かう空港のゲートだった。

どうやら中国でつながるSIMカードに加え、中国でつかえるVPNの契約が必要となった。慌ててVPNを探すと「1ヶ月たったの200ドル!」みたいなのがたくさんあり、

5日間なのに高い!」とか思ってた。

そして中国に到着。出国してまずは携帯電話のSIM入手して連絡取れるようにするのが先だと思い、空港についてから宿泊場所をFacebookメッセンジャーの調査をしようとした。

当然空港は中国である。Facebookは動かない。インスタも動かない。Googleサービスは全部動かない。

そうか宿泊場所がFacebookメッセンジャーに入ってた・・・。

ホテルがわからない=入国できない!

慌てて連絡手段模索するが、We Chatはアカウントしか持ってなくて、慌てて家族に連絡したり、事務局のFooさんにアシストをお願いしたりしてなんとかWeChatアカウントでホテル名を聞くことができて入国できた・・・。

やばいVPNどころではない。でも携帯SIMは手に入った。でもBaiduとかWechatしか使えないから、Googleもなにもかもが使えない。

こうなると私は一般人以下のことしかできなくなってしまう。。。

ホテルに戻って調べてみると、日本に素晴らしいサービスがあった。

インターリンクのセカイVPN、である。

60日間は無料なのだ。60日もいるわけないのでほとんどがタダで解約しちゃうのではないか?と余計な心配をしてしまう。60日越えても1ヶ月1000円で海外の高額なVPNに比べると超良心的。

まじ神。

それぞれ端末の設定からVPNの設定をしてもいいが、セカイブラウザというアプリをつかうとブラウザベースであれば特にネットワーク設定しなくても使えてしまう。

たまにつながらなかったり、遅かったりするが、もうそんな贅沢いってられない。

1日かかって、やっと「ふつーにGoogleやFacebookが見られるようになった」のだった。

なお日本で香港のSIMを買うと、Googleもつながるアメージングなものがあるらしい。準備、大事だね。

Toshiaki Ejiri: Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.