聴衆の意見をリアルタイムに聞く
- 2023.06.19
- thinking
講義をインターラクティブに
オンラインやオフラインでセミナーやワークショップの講師をするときに、オーディエンスの意見や質問をリアルタイムに聞きたいこともあるでしょう。海外では必ず誰か質問をするものです。学校でも、質問しない生徒は消極的だという評価をもうけるからですが、日本では誰からも質問が上がってこない、なんてこともよくあります。
積極的に意見や質問を出してもらうために、リアルタイムにオンラインで質問を受け付けるシステムを活用してみましょう。
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まずオンラインではZoomに投票機能があります。これはあらかじめ投票させたい内容(例えば、どちらかを選択などの質問(単一選択)やいくつか候補の回答を設定し選択してもらう(複数選択)など)を決めておき、その質問を選択させることでリアルタイムに視聴者に投票を促すことができます。投票が集まったと思ったら公開することで、オーディエンスもその結果を知ることができます。チャットでの質問は、誰がしたかわかってしまいますので、消極的になりやすですがこの方法は特定ができませんので、気軽に反応することができます。
オンラインでもオフラインでも使えるものとしてSlidoがあります。こちらは最初にウェブサイトへアクセスするQRコードを提示し、そのQRコードを読み込んだオーディエンスが反応すると、それがリアルタイムに投票結果として表示されたり、質問が講師に届く仕組みです。Zoomとちがいフリーワードの質問や、コメントをなげられるので自分の発信がすぐに講義に反映されるため視聴者の興味を一気に高めることができます。
同じような機能のものでMentimeterがあります。こちらはSlidoより多機能で価格は高くありません。しかしGoogle Slideなどを使ってると、このソフトに組み込む必要がありその分手間がかかるのが難点でしょう。
なお、このような機能をつかうときに、講師を長年してた私の、ちょっとしたコツをお伝えします。それは、焦らないことです。オーディエンスは慣れない機能があったときに使うまで躊躇したり、わからなくて迷うことがあります。だから講義をして投票や反応を促しても、反応には思っているより時間がかかるものです。そこで諦めたり、投票を待つ間セミナーを進めてしまうと、オーディエンスは投票や反応をやめてしまいます。だから反応するまで待つことが重要です。
このようなインタラクティブな講義やセミナーはただ聞くだけの講座よりオーディエンスの関心を惹きつけることができます。ぜひ積極的に利用してください。
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