インフルエンサーを探す
- 2023.06.27
- thinking
近年のマーケティング手法
近年、情報収集の場は「ネット検索」やテレビや新聞などの「マスメディア」からTwitterやInstagram等の「ソーシャルメディア」へ移り変わってきています。
芸能人がテレビや雑誌など限られた媒体でのみ発信し宣伝していたことが、今や一般の人でもSNSでインフルエンサーとしてたくさんの人の興味を引き影響を与えています。
ゲームや美容、グルメなど、そのものに興味を持つ一定のコミュニティーの中で興味のある人にピンポイントでリーチすることができる効率のいいマーケティングの場として注目されています。
インフルエンサーマーケティング需要は2023年に741億円、前年比120%と高い成長が見込まれています。
さらに2027年には、インフルエンサーマーケティング需要は2023年比で約1.8倍、1,302億円に達すると予測されています。
参考:https://www.cyberbuzz.co.jp/2022/11/post-1791.html
例えば、商品を売りたいときには公式ページやECサイトの作りこみも大切ですが、まずは、その商品の存在を知ってもらう必要があります。
広告に人気芸能人を採用したいが予算オーバーという時にもインフルエンサーは比較的安価に活用する事が可能です。
インフルエンサーの選び方
では、自社の商品に合ったインフルエンサーの選定はどのようにしたらいいのでしょうか。
まず、インフルエンサーを探す際には事前に、目的とターゲットの設定を細分化する必要があります。
ここでいう目的とは商品の販促や宣伝、集客、ブランディングなどです。ターゲットは年齢層や性別などです。
目的とターゲットを明確にすることによってインフルエンサーの選定が容易になります。
インフルエンサーはフォロワー数によって影響力が違ってきます。
・フォロワー数が100万人以上のトップインフルエンサー
・10万人以上のマクロインフルエンサー
・1万人以上のマイクロインフルエンサー
・1万人未満のナノインフルエンサー
フォロワー数が多ければ多いほど費用がかかり拡散力があります。
美容・グルメ・ゲームなど特定のコミュニティー内で活動するマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーはフォロワーとの繋がりが強い場合が多く、インフルエンサーと商品の選定が一致すればコンバージョンにつながりやすいという特徴があります。
インフルエンサーを検索する方法
実際にインフルエンサーを検索する方法をご紹介していきます。
SNSのハッシュタグからキーワードを検索して直接DMを送るという方法が、代理店等を通さないため、最も費用を抑える事ができます。
しかし、知名度が低いスタートアップのブランドなどは代理店を通さないと直接オファーを受けてもらえない場合が多く最適なインフルエンサーを探すのに時間がかかる事があります。
インフルエンサーの検索に使えるツール
以下にインフルエンサーの検索に使えるツールをご紹介します。
・CON Suite
https://icon-suite.com/
フォロワー数やエンゲージメントを確認でき、検索回数制限付きの無料トライアル版があります。
有料版はインフルエンサーの分析やリスト作成なども可能です。
・BuzzSumo
https://app.buzzsumo.com/content/web
シェア数の多いキーワードでインフルエンサーの検索が可能で、無料プランは1日5回まで検索可能で上位10名が表示されます。
・Followerwonk
https://followerwonk.com/
キーワード検索で関連した投稿のフォロワーが多い順に表示されます。
代理店の利用
費用はかかりますが、効率的な検索方法が代理店の利用です。
より最適なインフルエンサーを選定し商品の送付や、投稿の管理をしてくれます。
インフルエンサーマーケティングの代理店には「ディレクション型」と「プラットホーム型」という2つの種類があります。
「ディレクション型」とは専門のコンサルタントに企画からディレクションまでを任せられる代理店を指します。
コストはかかりますが、インフルエンサーマーケティングの知識が浅い場合に有効です。
「プラットホーム型」とはプラットホームにあらかじめ登録されているインフルエンサーの中から自分で適正者を選定し、ディレクションをします。
そのため、コストは抑えられますがインフルエンサーマーケティングの知識が必要となります。
検索をする際は「ディレクション型」と「プラットホーム型」どちらか利用する方を指定すると効率よく希望に合う代理店を見つけることができます。
代表的な代理店をいくつかご紹介します。
「ディレクション型」の代理店
・株式会社ナハト
https://nahato.co.jp/
YouTuberプロダクションを自社経営し、大型インフルエンサーもアサイン可能で、美容ジャンルに強いです。
Yahooの正規認証代理店なので信用できます。
・株式会社Candee
https://lolly-pop.jp/
女性インフルエンサーが多く若者層をターゲットにしたマーケティングに強いです。ファッションやライフスタイルのジャンルを得意とします。
・株式会社EMOLVA
https://emolva.tokyo/influencer/
仲介業者がないので業界最安値2万円~利用が可能です。コストを抑えてインフルエンサーマーケティングに挑戦したい場合にオススメです。
「プラットホーム型」の代理店
・リデル株式会社
https://service.liddell.tokyo/function/spirit/?utm_source=refferal&utm_medium=lp&utm_campaign=spiritcom
インフルエンサーの登録者数が20,000人以上と国内最大規模で、インフルエンサーマーケティングの知識があれば有効活用が可能です。
・トリドリ
https://top-marketing.toridori.me/
上場しているので安心感があります。実績が多く利用するインフルエンサーも多いです。
また、価格が0円〜と始めやすいところも特徴です。
・リトリップ
https://culturestudio.jp/
飲食店や旅行検索でよく出てくるので目に留まりやすいですが、インフルエンサー採用を2022年にスタートしたばかりです。飲食店や旅行関係に強いです。
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