マーケターならsnow peak headquartersは行ったほうがいい
- 2016.04.28
- local business OldCategory(JPN) web analytics
snow peakというブランドを私は2年前まで全く知らなかった。アウドドアを少しでも親しむ人なら必ず知ってるブランド。
2年前、自分の無茶振りからsnow peakオフィスに行ってから好きになり、去年も行き、今年も行くことになった。マーケティング、ブランディングに興味がある人なら、アウトドアファンではなくても行く価値がある
初めて行ったのは2014年の冬だった。ウェブ解析士マスター講座のなかで新潟出身の方がいたので、この同期では彼女の住む燕三条でセミナーをやることにした。私の思いつきだったが、自腹だし、収益もめどがつかない企画だったが、その時の受講生は快く応じてくれた。
さらに、地元の小杉さんや渡部さん、なぜか東京の井水さんも共感してくれて、じゃみんなで行こうか、という軽いノリだったが、そのとき無茶ぶりされた安達さんは地元の経営者中心に100名以上が集まるセミナーを開催することができた。その後、懇親会で地元の皆様と打ち解け、その後安達さんオススメの温泉で登壇者や参加者で飲み会やら枕投げ(枕積み?)とかあった。
そのあと安達さんがサプライズで見学させてもらったのがsnow peak headquartersだった。
snow peakの本社は5万坪のキャンプ場の真ん中にある。彼らのユーザであるキャンパー達を常に観察しながら、また使い勝手も確かめながら仕事ができるオフィス。工場も併設されており、そこではsnow peakの焚き火台が作られている。焚き火台はこの企業のスピリッツともいえる製品なので本社で作っている。製品を修理する作業場も併設されている。大事に使えるように。オフィスはコンクリート打ちっ放しで、明るく、開放的な雰囲気だった。2014年行ったときは一面雪景色。
2度目は家族と行った。キャンプが好きでもない家族にキャンプを体験させたかったのだった。手ぶらプランでいけば、キャンプ道具は全部貸してくれる。時間がなかったので、行ってから長岡方面に私一人で買い出しに行った。家なら面倒だから絶対やらない鯛の塩釜焼きをした。念願の栃尾揚げもGETした(近所にあるが秘密)。子供は焚き火にテンション上がりまくり。大満足だった。でも私自身キャンプが好きかというと普通ぐらいだろう。自分でキャンプ用品持つほど好きではない程度。その私を二回来ようと思わせるのはブランディングに魅かれるからだ。
「聖地」という人がいるキャンプに来るユーザも働く社員もsnow peakが大好き。そして、企業も顧客を見て、製品の満足度を上げ、使ってることを誇らしく感じるための工夫をしている。カタログも綺麗だし、製品へのこだわり、壊れにくさ、シンプルさに無駄がない。そんな好きな人ばかりが集まってる雰囲気はそうはない。
DMPだ、タグマネだ、マーケティングオートメーションとテクノロジーが進化しても相手は人間。テクノロジーがどんなに進化してもそれに金を払うクライアントはいてもユーザはいない。むしろ好まぬマーケティングなら金を払ってでも断りたいのがユーザである。私がされて嫌なことは相手も嫌。どんなに巧妙なマーケティングテクノロジーを駆使しても、相手の心をつかむことができなければ、たいてい嫌悪感しか生まない。
だからテクノロジーの前にユーザの理解が大事。ユーザの理解をビジネスつなげる。理解し、共有するためにカスタマージャーニーマップやコンセプトダイアグラムを使うこと。テクノロジーがユーザを追いかけられる今だからこそ、学ばなくてはならない。
そして今年も行くことになった。毎年新潟、それもsnow peakに行くことになる。今度は5/29に、コンセプトダイアグラムを学ぶイベントを新潟の小杉さん、安達さん中心に企画してくださった。
手ぶらでキャンプしてもよし、自分のキャンプ道具使ってもよし。帰りに燕三条(三条燕)のこだわりの製品や工場を見ても良いね。
-
前の記事
文章を書くときいつも参考にしている項目 2016.04.26
-
次の記事
40代疲れ物質化対策に5つの細やかな反抗 2016.05.22