空白と数字を翻訳しないGoogleSpreadシートでの翻訳する関数例
- 2020.10.22
- learning what I want to introduce
Google translateホント便利だねー。色々便利だけど、Spead SheetでもGoogle Translateが使えるのがすごい。
全部の列に日本語が入ってて、全部英語にするならいいけど、そうじゃないケースもあると思う。そこで私の工夫したことをシェアするね。
そもそも、なんでこんなことしたかというと、日本語で書いた膨大なMoodleのquiz(小テスト)をCSVでアップロードをしたかった。
一つ一つ翻訳したけど、すっごい大変。スプレッドシートで一括で変換すれば楽じゃん!ってことになった。
まず基本。Googleスプレッドシートの日本語を英語に翻訳する関数
Googleスプレッドシートの日本語を英語にしたいときは専用の関数がある。
このブログ「Googleスプレッドシートで英作文が捗る!と聞いたので試してみました」を参考にしたのだけど、要するに
=googletranslate(訳したいセル,”ja”,”en”)
https://ej.alc.co.jp/entry/20170303-gnmt-spreadsheet
と書く。セルと元の言語(日本語)と翻訳したい言語(英語)を設定すると、そのセルが翻訳される!コピーして全シートを翻訳すると全部英語になる!
うわーめちゃカンタン!
でもね、いくつか問題がある。
空欄はエラーになってしまう
空欄があると翻訳できないからエラーになる。翻訳したい箇所だけ翻訳する関数を入れれば良いのだけど、それだと隙間があるたびに外さなきゃいけないので大変。CSVファイルにしたら、そのままエラーとなるだろうから、空欄を外す必要がある。
その対策としてIFをつかって空白は空白のままにした
if(翻訳するセル=””,””,(googletranslate(訳したいセル,”ja”,”en”))
これで空欄は””つまり空白のまま。それ以外は翻訳される。
しかし別な問題がある。
数字が英語になってしまう
4を翻訳するとfourになる。123はone two threeになる。
でも数字によってはそのまま数字で翻訳してくれる。
これ、どこまでが数字が数字のままになり、どこからがアルファベットになるかが不明なのだけど、CSVにするにはこれもまた困ってしまう。
数字のセルは数字のままにするにはどうするか。
そこで次の関数を加えた。
ISNUMBER(翻訳するセル)
これをいれると、数字だとTrue 数字じゃないとFalseになるようだ。
これを活用するIF文をつくる。
if(ISNUMBER(翻訳するセル),翻訳するセル,(GOOGLETRANSLATE(翻訳するセル,”ja”,”en”)))
これで、数字が数字のまま、数字以外は翻訳される。
空白と数字を翻訳しないGoogleSpreadシートでの翻訳する関数
そこでこの2つを合成すると
if(翻訳するセル=””,””,if(ISNUMBER(翻訳するセル),翻訳するセル,(GOOGLETRANSLATE(翻訳するセル,”ja”,”en”))))
もうちょっと賢い書き方はありそうだけど、とりあえずこれで動いた。
これで空白や数字がたくさんあるGoogleスプレッドシートの翻訳で楽してもらえれば幸い。
-
前の記事
仮説検証・問題発見・対策立案 2020.10.21
-
次の記事
デジタルマーケティングとはウェブマーケティングと何がちがうのか 2020.10.23