解析新書 Table Anatomy

コーチング用語まとめ

まず、とんでもないゴールを設定することが自分のマインドの力を大きく発揮する原動力になるということが出発点。コーチが必要かどうか、判断の基準になれば幸いだ。

高いお金と貴重な時間を使うのだから自分ができることに対してコーチをつけても価値がない。自分の意識でできることを超えるゴールを設定し、そのゴール達成に向けてエフィカシーを高めたり臨場感を高める必要がある。そのお手伝いをするために認知科学を使い、脳の仕組みをハックしてクライアントを高めていくのがコーチだ。

コーチングとは、クライアント(コーチを受ける人)自身では難しい、成し遂げたいことを実現するお手伝いが仕事。手伝うといっても、一緒に働くとかではない。もちろん、経験や頭脳を貸すこともあるけど、コーチングでは、クライアントが本来もつ能力を信じ、一緒に実現するためのマインドのちからを最大限に引き出すことがお仕事になる。

そのときに、コーチが、クライアントに「自分一人」ではできない成果、つまり、大きなマインドの力を使える使えるようにならないと存在価値がない。

そのような大きなマインドの力を発揮できるようにするために、コーチングではクライアント自身では実現不可能そうなゴールを設定することからスタートする。

さて、大きなマインドの力はどうすれば使えるのか?その力と「とんでもないゴール」にはどういう関係があるのか?

実はわたしは、とんでもないゴールの力をずっと使ってきた。

エフィカシー

クライアントが成し遂げたいことを実現するときに、大事なことがエフィカシーを高めることにある。efficacy は自己可能感とか自己効力感と役される事が多いつまりエフィカシーとは自分のポテンシャルを信じる気持ち。

これは学歴や業績などの具体的なものではなく、自分ができると信じる根拠がない自信のほうが近い。

なりたい自分に対して、できると信じる気持ちのことを指す。

成功体験がなければエフィカシーは高められない。だから子供には自己肯定感を高めてあげる。存在していいという感覚がないと、エフィカシーは高められない。何も出来なくても愛しているということが大事。

セルフエフィカシー

自己効力感(自分はこうなれる)

そしてエフィカシーを高めるには自分で自分の評価をすること。自分で自分の価値を高められること。それは未来から自己評価をすることが必要になる。

コレクティブエフィカシー

集団での自己効力感(私達はこうなれる)のことを指す。企業などの組織において重要な要素となる。

ポテンシャル

責任感がポテンシャル。未来に対して果たせる責任がポテンシャルになる。

エスティーム

自己肯定感(自分はこれでいい)。エスティームと対極になる言葉で、セルフ・エスティームを変え、エフィカシーを元に行動することが未来の自分になるためには必要。ただしセルフエスティームも必要で、特に幼少期は自己肯定感をもてるような教育がなければならない。能力があってもなくても存在していいという肯定感が幼少期にないと健全な人格形成ができない

ビリーフシステム

思い込みのこと。先入観。前頭前野や大脳辺縁系で形成されている。ビリーフシステムは外部から言葉によって作られる。

「こうすべき」と教えるとその方向でしか考えられなくなる。もちろん「こうしてはいけない」もビリーフシステムを形成する。

スコトーマ

このビリーフシステムによって、人は人生で盲点をたくさんもってしまう。盲点とは哺乳類の目にある見えてないけど意識しないポイントのことで、人は親や周囲の意見によって、自分の「あるべき姿」「禁止された姿」で抑制され、見えないところをつくってしまう。この盲点をスコトーマ、という。ちなみにイカ・タコには盲点はない。

自己実現のより高いゴールをコンフォートゾーンとすることで、ホメオタシスを書き換え、RASが発火し五感が変化し、その結果スコトーマとなってた今まで見ていなかった現実が見えるようになる。

成功体験が最大のスコトーマ

そして最大のスコトーマは自分の成功体験であることを忘れてはならない。自分がうまく行った、だからこの方法が正しい、という思い込みから多くの現実から目を背けさせ、成長や成功の機会を逃すことが多い。だから成功体験に固執せず、

セルフトーク

そして人は自分自信に1日30000回から60000回話しかけている。その多くのセルフトークがビリーフシステムによる先入観、自分はダメだ、自分はこうすべき、というようなものによって作られている。セルフトークを観察すると、その人の無意識で考えていることが見えてくる。

そしてセルフトークを書き換え、ビリーフシステムにもとづいた言葉をなくし、言葉に変えていくことでエフィカシーを高め、なりたい自分に近づくことができる。

クリエイティブアボイダンス

例えば現状維持、ゴールの回避のための逃げの言葉(クリエイティブアボイダンス)もその1つ。出来ない理由をならべてしまい、それに納得し、現状にとどまろうとする。あとでいうゲシュタルトを維持し、コンフォートゾーンにとどまろうとする。

アファーメーション

アファーメーションは断定、とか宣言という英語。肯定的な宣言文、エフィカシーを高めるために現在形、肯定文で自分の肯定的なあるべき姿を宣言することを指す。

良いアファーメーションの宣言文は現在形で、否定形ではないことに注意する必要がある。

自分がなりたい姿を宣言することが大事で、どうやってそこに近づくのかということは考える必要はない。宣言したあとは無意識に任せることが大事。

セルフトークでの自己否定を止め、アファーメーションを高めることが大事で、そのためには、まずワードを定め、イメージを作り、エモーションを発動することによって効果の高いアファーメーションができる。

コンフォートゾーン

現状の快適な空間、環境を指している。コンフォートゾーンは快適であるため、そこに居続けたいと本能は思う。

コンフォートゾーンを広げることで、ホメオスタシスが働き、フィードバック(モチベーション)が働く範囲も広がる。コンフォートゾーンを広げるとよりモチベーションの働く範囲も変わる。

ゲシュタルト

ゲシュタルトとはコンフォートゾーンのことで、ゲシュタルトを壊し、未来の自分にすることでホメオタシスが働き、RASが開き、スコトーマが外れる。そのためにはエフィカシーを高めるためアファーメーションを行うことが必要。臨場感をもったセルフ・エフィカシーを持つことでモチベーションで戻る力を未来に向かわせること。

モチベーション

モチベーションとは本来、この生理的に安心できるコンフォートゾーンに戻ろうとする心理的な働きを指す。だから、モチベーションをあげて現状の外に行こうとしても、それは長続きしない。モチベーションは本来元に戻ろうとする力だからである。

そこでコンフォートゾーンを書き換える。つまり、アファーメーションを行い、エフィカシーを高め、コンフォートゾーンを本当の現状ではなく、未来のあるべき自分に書き換える。そうすると、無意識があるべき姿を実現するように動き始める。具体的には、モチベーションが働くとき、コンフォートゾーンが未来のあるべき姿になるため、ホメオスタシスの働きが未来のあるべき姿になるために働く。その結果、RASが発火し、スコトーマが変わる。そして無意識の力を借りて、あるべき未来の自分に変わっていくことができる。

ホメオスタシス

この生命を維持するための活動をホメオスタシス(恒常性維持機能)という。体温を維持したり、呼吸をするなどの活動もホメオスタシスの1つ。運動をすれば体温をさげるために汗を掻くように、生命が現状(コンフォートゾーン)を維持しようとするために活動する生理的な現象である。

このコンフォートゾーンが未来に書き換わっていると、ホメオスタシスもその未来の姿のコンフォートゾーンに戻るように生命維持活動を行う。無意識が管理しているホメオスタシスの活動も変化していくその1つがRASの変化である。

フィードバック・フィードフォワード

ホメオスタスの仕組みはフィードバックシステムでもある。現状の変化に対し、現状を維持するために体温をあげる、下げるなどの維持活動を行う。このフィードバックシステムであるホメオスタシスをハックし、未来に向かわせる。このことをフィードフォワードという。

RAS

このようにコンフォートゾーンをズラすと体に影響がでてくる。そのことをRASが発火するとも言う。Reticular Activating System=網様体賦活系(もうようたいふかつけい)のこと。窓のような働きをして、五感で得た情報を脳が認識できる窓のような役割を果たす。自分にとって知ってることや重要なことだけが認識に入るように制御している。RASによって同じ景色や体験をしても人によって全く認識が異なってくるのはそのためである。

ベンツを買うと街中のベンツが気になったり、子供ができると、街中の乳母車に目に行ったりするのは、その情報を知って、重要と思っているからである。そう。人生のスコトーマがはずれていくのだ。身体が無視していた情報が脳に入り、意識に届くようになることで、あるべきすがたにむけて必要な情報、感情、意識、能力が使われるようになる。

臨場感

このRASもホメオスタシスもコンフォートゾーンもゲシュタルトも特徴がある。それは1つしかとれないことだ。平熱が1つしかないように、1つのコンフォートゾーンに向かって働く。だから現状か、未来か、どちらかにしかRASもホメオスタシスも働かない。どちらに向けて働くかは臨場感で決まる。つまり、現実っぽいこと、知らないことでは臨場感が出るはずもなく、知ってるだけでも不十分。臨場感が出るには、その疑似体験や体験をしたり、すでに成し遂げた人の話を聞くのが一番である。

臨場感をもたせるために、まず言葉にし、イメージをし、感情を起動するという手順ですすめていく。

バランスホイール

ゴールを設定で大事なことがある。仕事など偏ったゴールを立てると、達成したとしても健康や家庭を損ねてしまうことがあり、それでは本当のなりたい自分にはなれない。だからゴールを人生全体にバランスよく配置することだ。

この人生全体のゴールをバランスホイールという。仕事、趣味、人間関係、家庭、社会貢献、知性、美容健康、ファイナンス、全てにおいてとんでもないゴールを設定することで、人生全方位にバランス良くエフィカシーを高めることができる。そして自分が変えたいと思えばいつでもゴールは変えてもいい。どんどんWant toを追求して、人生を全方向で良くしよう。

コロコロ変えていいからこそ、ゴールはコーチだけに共有すること。クライアントの周りの人全員がコーチのマインドを持っているわけではなく、大抵は逆の発送だ。だからゴールを誰にでも言うと、ネガティブな反応でゴールの障害になる人もありうる。だから信頼できるコーチとゴールは共有することだ。問題はコーチをどうすれば信頼できるか?だ。

ラポール

このような未来の自分にクライアントがなるために、臨場感を高めたりアファーメーションを行い続けるのがコーチングになるのだが、クライアントがコーチを信頼し続けられるには高いラポールを維持することが必要不可欠である。クライアントにコーチを信頼させつづけられるようにすること。そのために様々な手法で相手の信頼を高めることが求められる。その手法が使えることもコーチの大事な役割になる。

能力の輪

最後にコーチとともにとんでもないゴールに向かうときに、自分が得意なこと、不得意なことの境界線を明確にすることが大事でその境界線を能力の輪という。基本は過去の人生を振り返ることから境界線を知ることができる。禁止されてもやってしまったことがたくさんあるはずだが、ほとんどの人は忘れかけ、意識化にそれが眠ってしまっている。それを今一度振り返ることで、本当は人生をかけてやりたいこと(そして禁止されてきたこと)が見えてくる。自分がしたいことwant toと、したくはないがしなければならないことhave toの境界線を見極め、want toに集中し、自分が苦手なこと、言い換えるとしたくないことを輪の外へ置くことで、時間も能力も浪費しないことができる。

以上がコーチとしてクライアントに貢献する全体像になる。まずはとんでもないゴールを一緒に考えることからスタートしよう。

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