5Forceまとめ
- 2018.09.05
- flamework OldCategory(JPN)
なんか—more—が上手く動かないなーと思いながら書くこと優先してる・・・さて、5Forceをまとめてみる。
5Forceのフレームワーク
5Forceとは、競争環境を分析するためのフレームワーク。
市場における競争状況は既存業者間の競争だけではない。買い手(顧客)、売り手(仕入先)の交渉力、代替品および新規参入の脅威も競争に影響を与える。
これらの競争要因別に対象と基準を明確にするのが5Force分析。
アメリカの経営学者であるマイケル・ポーター博士が提唱した。
具体的には自社の業界を中心として、以下の図のような力関係が働くことに注目。
- 新規参入業者
- 代替品(間接競合)
- 供給業者
- 買い手(顧客)
- 競争業者(直接競合)
この
「五つの要因が結集して、業界の究極的な収益率-すなわち、長期的な投資収益率を決める」という理論。
そして
「競争戦略の目標は、業界の競争要因からうまく身を守り、自社に有利なようにその要因を動かせる位置を業界内に見つけることにある」
ある業界における自社のポジションをうまく見つけ、そこに位置することが成功のカギだというため、「ポジショニングセオリー、ポジショニング論」と呼ばれることもある。
競争業者(直接競合)
まず同業界の競争業者の力。多くの場合、競合同士の争いは価格やコストであり、値引きとコストカットで、利益率が低下して市場自体の魅力が薄れる可能性があるこれが競争業者の力と言う。
競争が激しくなる業界は「同業者が多い」「成長の速度が遅い」「高コスト構造」「差別化しにくい」「生産能力の拡大が容易」「戦略のバラエティが豊富」「戦略と成果の因果関係が大きい」「撤退コストが大きい」などが上げられる。
企業がより多くの利益をあげるためには、激しい競争が発生しないことが望ましい競合企業の買収は有力な選択肢の一つとなる。
買い手(顧客)
自社と顧客の競争。ここでいう買い手とは直接の顧客、最終顧客(エンドユーザー)を指す。供給過剰などで買い手の交渉力が強まると、値下げ圧力などで自社の利益を圧迫することが起こる。
品質が同じならより低価格で、価格が同じならより高品質なものを購入する。価格と品質は買い手の情報量や購入量によっても圧力は変わる。
供給業者(競争業者)が多いと、買い手の圧力が高くなる。さまざまな企業から多数の製品が提供されているコモディティ化された製品では買い手の力が非常に大きい。
供給業者
自社と仕入先の競争。供給者の交渉力が強まると、供給者が自社の利益を奪っていくことが起こる。
供給業者は業界内の企業に少しでも高い価格で製品や部品を供給したいため、供給業者と販売業者の間に力関係が発生することになる。数社による寡占状態なら供給業者の力が強まる。
代替品(間接競合)
自社製品と代替品の競争。自社を含む産業の製品・サービスが、異なる製品・サービスにとって代わられてしまう脅威。
自社の製品の競争相手となる別の製品・サービスも競争要因として分析すること。特に価格性能比に優れている場合は大きな脅威となる。また代替品業界の利益率が高い場合、代替品作業の成長が既存業界の利益が低下を招く場合は大きな競争要因となる。
代替品と気づかないケースがあるために他の要因よりも分析が難しい。代替品の例として、スマートフォンがデジカメや携帯音楽プレーヤーの市場を圧迫することがあげらる。
新規参入業者
参入障壁が低く、既存業者の力が弱い場合は、新規参入が容易で競争が激しくなる。
新規参入者の脅威は、業界への参入障壁の高さによる。参入障壁が下がれば、新規参入者によって業界構造は一気に変化する可能性がある。
参入障壁には「ブランド力・知名度」「流通チャネル」「必要となる資金力」「規模の経済」「スイッチングコスト(他の製品に切りかえるときの手間や心理的コスト)」「公的な規制」などがあげられる。
ホームページ製作の業界はパソコンとソフトがあれば新規参入がしやすい。
それはブランドが重要ではなく」「流通チャネルに規制がなく」「資金力も必要としない」「大規模にしでもコスト削減や付加価値アップが難しい」「誰でも更新もリニューアルもできて」「規制や免許がない」
ため。
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