ネガティブな発言に対して私の接し方

ネガティブな発言に対して私の接し方

ウェブ解析士なんてものをしていて、相当ネガティブな発言を聞いてきた。結構傷ついたりもした。事業してるのと性質が違ったためだ。

そもそも事業を志すもの、ネガティブな発言はつきもので、むしろネガティブな発言がない事業なんて意味ないと思うのだが、私が事業をやっててうけたネガティブな発言は業界外の人からだった。双方の無理解が原因になっていた。

しかしウェブ解析士をはじめたときのネガティブな発言は業界内から主で、双方を理解している上での発言で、相当傷つくものだった。

でも私なりに処理してきた。そのときに感じているレベル感を共有しておきたい。

ネガティブな発言をする人も様々だ。相手を思いやっての指摘もあれば、心無い相手を引きずり下ろしたいだけの誹謗中傷もある。でもその切り分けは曖昧で、本当にちゃんと向き合わないと分からないものだ。

だから、理想的な接し方を共有しておきたい。全部が全部できているわけではないが、私はレベル3で接するようにしようと思っている。たしかにネガティブな反論だから傷つくし、どうすればいいか迷う。人には感情があるので全部が全部わたしもできていない。でもレベル3を意識しようと努めてはいる。

そもそも大原則は以下だ。

結果と反応には大きな差がある

当たり前だが私には結果は変える力はない。誰かがネガティブな意見を発信した、このことは絶対に変えられない。タイムマシンがあれば別だが。

しかしその結果にどう反応するかは、全て私に権限がある。私がどう動いたかでその結果がどうなるかを決める。だから反応を制御すること、それができる全てである。結果を変える力はないが、その先の反応は変えられる。ムカムカしようが、イライラしようが、制御はできるのだ。

レベル0 反論

ネガティブな発言に、相手を否定する形で反論することだ。これは意味がないという以上に、自分自身の価値を下げる。そもそも黙っててもいい他人のことに対して、わざわざ問題提起しているのだ、そこに反論してること自体無意味だ

レベル1 無視

相手の発言を無視することだ。無視すると「伝わっていない」と判断してさらなる追加の批判や、周囲の同調などを招くことになる。もちろん無視しただけで鎮火することもあるが、鎮火というより、その人間関係が永遠に切れてしまうことであって、鎮火というより絶縁だろうと思う。

レベル2 交流

相手の発言を聞き、回答することだ。レベル2ではあるようつとめている。無視していないので伝わっていない、という判断はされないし追加の意見や同調は本人が見ている前提でなされるため、加熱する可能性がひくい。また、発言を聞き、回答することで人間関係が切れてはいない。正直勇気はいるが、まず不快だったと感じてることにはお詫びをし、その上でさらなる改善のためお話を聞けないか確認するという流れになる。

レベル3 改善

相手がより良くなるための提案や関係性を築くことだ。これはできたらラッキーの世界でできないことのほうが多い。批判的な人の話を聞き、答えを受け止め、内容を改善したりディスカッションをしたり、できないことで合意形成をすることでその人と継続した付き合いのできる人間関係にすることだ。こうなれば相手も自分の意見を受け入れ、良い方向に改善したので成功体験になるし、自分にとっても批判的な意見を昇華させたのでプラスの体験になる。

私はレベル0はもうしないと思う。できればレベル3でありたいと思っている。でもレベル1だったりレベル2だったりもしてる。対応方法が分からないときがあるからだ。

でもネガティブな発言に対する処理がその人となりを変える。自分の周りがイエスマンや浅い関係しか築けない人ばかりならば、ネガティブな意見の処理方法に工夫が必要なのかもしれないと考えてもいいだろう。

っていいつつも、私、ネガティブな発言が周りに多すぎるんじゃねーの?という評価はありそう(笑)