大人は理不尽なルールを押し付けないといい

大人は理不尽なルールを押し付けないといい

昭和の学校は 校則がたくさんあった。服装から髪型から文房具まで規制があった。そんなことに当然反抗的な学生はいた。

もうこんなおっさんになったからどうでもいいことなんだけど、でもそんな校則なんてあってもいいこと全くなかったと確信もって言える。

私はいわき市立泉中学校だった。結構やんちゃな先輩同期が多くて、よく先輩がバイクで2人乗りで遊びに来てた。

校則が厳しい基準は良く分からないが、坊主だった。五分刈り以上はアウト。お洒落な人は先生にバリカンで散髪してもらった。半分とかトラ刈りとか。

そんな中、よくわからないリンチとかがあった。僕みたいないじめられっ子でも仲良くしてくれた友達が近所にいたのだが、彼もリンチを受けた。理由は可愛すぎて先輩女子に人気だったかららしい。彼は本当美男子だったし、性格も朗らかだったが、それから性格が変わった。

服装も変わった。僕とも距離をとった。多分守る守るために精一杯だったんじゃないかと思う。学園祭みたいなイベントでとっても格好良くドラムを叩いてたのは今でも覚えている。

僕は単なるオタクだったけど、一回だけ学校のトイレで集団で殴られた。掃除の時間にサボってた同級生を掃除の班長として注意をしたのだけど、それが気に入らなくて 喧嘩売られて買ってしまったのだ。
ヤンキーにとってオタク連中に負けてしまっては許しがたかったのだろう。

リベンジの喧嘩があって、これは終わらんから負けようと思ったらその周り全員から殴られるとは思わなかった。今でもその時に殴られた鼻は曲がってる。

少し仲良かった生徒会長が校則を読み解いて、生徒から上がってきたつまらない服装の制約、なんだか襟を正せ正すなレベルの話について、生徒の多数決で変えられるということを試みたことがある。あれは素晴らしかったが、可決寸前に棒を持って歩き回るような体育の教師がもみ消した。

こんなことは理不尽なルールを守らせることに対する理不尽な圧力と理不尽な反発にある。

僕は子供の頃シャープペンシルは利用禁止だった。買えないお友達もいるからだと。まさか40年経ってまだシャーペン禁止だとは思わなかった。

こんな風に理不尽なルール続けないような社会でありたい。理不尽なことを押し付けられるから、いじめとか起きるんじゃないかと。理不尽なルールを大人が押し付けなければ子供は理不尽なルールを弱者に押し付けないと思う。