ハリウッドで使われるストーリー作成のフレームワーク”Save the cat”のメモ
- 2021.02.16
- 01pastimes 02career 06intelligence
Save the catのメモ。このコースを学んで、これだ!と思った。
講師は長澤大輔さん。
これから小説とかゲームとか映画とかストーリーで人を魅せるものをつくりたかったら学ぶべきなようだと思った。
起承転結、MECEとか説明文を作るには素晴らしいフレームワークだがストーリーはハラハラ・ドキドキ飽きさせない事が必要で、その展開を考える必要がある。明快なだけではだめなのだ。
書籍もある。「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」。でもおすすめしない。どうも読みにくいのだ、この講座受けたほうが実践的でエッセンスが無駄なく学べる。
つかみ、ストーリー展開、ストーリーの種類が大事
つかみ
「Aな主人公がBに出会ってCする話」で説明できること。その1文でそのストーリーを知りたいと思わせなければアウト。
- つかみが予想不能だったり皮肉な結果になっているか
- 世界観や主人公のイメージがつかめるか
- コンフリクトやテーマの暗示
- へえーと初めて聞いた人が驚嘆するか
ストーリーの展開
ブレイク・スナイダー・ビート・シートに落とし込む。これが秀逸。
- オープニングイメージ 物語の雰囲気を伝える 15ファイナルイメージと対比する
- テーマの明示 映画では登場人物に語らせる
- お膳立て(セットアップ) 主人公の設定の舞台を伝える
- きっかけ 物語の始まりになるできごとが発生
- 悩みのとき きっかけにより主人公に苦難が発生
- 第1ターニングポイント 主人公が自らの意思で行動して本格的に動く
- Bストーリー 今までの流れとは違うサイドストーリー
- お楽しみ 予告編やポスターにあった部分の再現など。観客が期待しそうなことの実現
- 中間点(ミッドポイント) 絶好調か絶不調で物語の流れが変わる
- 迫りくる悪い奴ら 絶好調か絶不調で物語の流れが変わる
- 完全なる喪失 ミッドポイントと逆の状態になる。死の気配が漂ったりする
- 心の暗躍 問題解決前に主人公に悟りが開けようとする
- 第2ターニングポイント 最悪の状況から抜け出す解決策を見つけて立ち上がる
- フィナーレ 成長した主人公が勝利する
- ファイナルイメージ オープンイメージに比べどう変化したかを見せる
ストーリーの種類
10種類ある。それぞれ面白くするのに欠かせない要素がある。この要素に分解すると驚くほど違うストーリーが同じだったりする。
- 家の中のモンスター モンスターと家(逃げ場のない空間)
- 金の羊毛 何かをもとめて旅に出るストーリー。探したものより個人んで何かを発見することに意味がある事が多
- 魔法のランフ 道具などで願いがかなうが最終的に自分の力で成功する
- 難題に直面した平凡なやつ 大問題と悪いやつが必要。それらを平凡に打ち勝つ
- 人生の節目 じょじょに解決できない問題に気づき、最後に受け入れ、勝利を収める
- バディとの友情 バディの仮面を剥がせばラブストーリー。お互い嫌っているが、仲良くなり、見解て、仲良くなる
- なぜやったのか 犯罪が明るみに出たとき人間の邪悪な性があばかれる
- バカの勝利 批判する権力者が必要。それらを主人公(バカ)が批判する。
- 組織の中で 新しく組織に入った人の視点で語る集団心理の狂気を表現する
- スーパーヒーロー 平凡な主人公と超人的なヒーローでヒーローの超人的な苦悩
なお、この通り書いたら必ず面白くなるというわけではない。面白くするには場数も必要なはず。
でもこれからストーリーを書くときに参考にしたいと思うフレームワークだった。
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