もう引退かもと毎年思うがずるずる歳をとってる件
- 2019.05.28
- about work JPN(2020) thinking
- ウェブ解析, マーケティング
業界で誰もが知ってる超一流のSEOの専門家が、もうSEOは40代を越えて一人行うのはもう限界を感じている、という記事を読んで、もうほんそれ、と思った。
私たち仕事はどんどん広がっている。一筋縄ではいかなくなる。検索エンジンでビッグワードで上位にあげればいいものでもないように、ウェブ解析だって直帰を下げたらいいものでもなくなった。
直帰率だって、コンバージョンだって簡単に操作できるのだ。
書いたら誰か本当に悪用しそうだから書かないけど(笑)、Googleアナリティクスの画面でCVRが1%から80%に!なんてことだって簡単にできる。
だから毎年
「私は過去の遺物になる」
と思いつつこの業界にしがみついている。
だがしかし、こんな業界からこぼれ落ちそうなとヒヤヒヤしてるおっさんでも、仕事くるのです。それも売上兆レベルから。
たいてい無茶な内容なのだけど(笑)
でも提案すると結構喜ばれる提案もできちゃったりする。
「昔取った杵柄ってこういうこと?」
と思いつつ。
でもこれからも杵柄とりつつづけると思うなら、それは幻想だ。
確実にじじいになってる。確実にできなくなってる領域が増えている。
それでも通用するのは、クライアントもじじいになってるだけだ。
正直、いま10代のパキパキに時代の最先端を行く社長がいて、ウェブ解析で価値ある提案ができる自信はない。
将来彼らが30代になったら私たちは確実に聞く価値のないじじいになるだろう。
これは嘆くことではなくマーケットを商売としている人の宿命だ。
マーケットは若い人のトレンドが牽引する。逆は(今のところ)ない以上、若者の興味関心に合意できないマーケターは去るのみだ。
若者に合わせるのが嫌なら転職すればいい。
ま、意外と風姿花伝で芸について世阿弥が書いてるように、老いたマーケターにも花があるのかもしれないけどね。
でも、
「おれはじじいになりかけで、おれ常識はやべえぞ」
という危機感覚悟をマーケティングに携わる人は持っててちょうどいい。
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