運動音痴のためのベアフッドランニング入門
- 2020.08.05
- thinking
わたしは運動が苦手で嫌いだ。小学生のころは体育は2か3。アトピーをもってて激しい運動をすると痒くなる。もちろん子供の頃から短距離走はいつも最後尾。
そんな人に走ることをおすすめしたい。
走ることは考えること
走ることをダイエットだ健康だと義務感で走るなんてナンセンスだ。ライオンに追いかけられてるわけでなし、あなたはあなたの権利で走ることができる。運動音痴は信じられないぐらい遅いペースで走ればいい。誰もバカにしない。怒りもしない。
まず以下3つの意識改革をしよう。
あなたが運動することは権利だ。義務ではない
全ての人は、食事や、お風呂や、排泄同様に、運動を楽しみ、健康になる権利がある。
なにも上手である必要はない。おっさんだろうと太ってようと、いつだってやりたいスポーツをトライすればいいのだ。
自分の体のためであって、誰も否定しちゃいけなし笑っちゃいけない。
走ることは日本ならコスパ最強の運動だ
運動でコスパ最強は水泳だ。パンツとゴーグルのみ。ただし亜熱帯付近ならだ(笑)。
走るのはコストがかからない。靴と恥ずかしくな範囲のTシャツと運動できるボトムがあればいい。
そして(一部アジアの都市部は難しいが)どこでも走れる。
入場料も会員権もコーチもなにもいらない。
走ることはポジティブ縛りのマインドフルネスだ
そしてこれが一番大事だが、走ることはマインドフルネスや瞑想のようなものだ。走る間。自分の仕事の課題、人間関係を考える時間をつくることができる。走りながらスマホもいじれないし、テレビも見られない。
一つのことを考える。
それに集中するしかない。
そして走りながらイライラしたり悲しくなったりすることは難しい。だって走っててゼエゼエいってるのに、他のイライラすることにイライラできるなら、相当器用な人だ。ネガティブな事象や感情があったとしても、その感情を持ち続けて走ることは難しい。
実際、ランニングのような単純運動はセロトニンの分泌を促し、精神的な安定をもたらしてくれる。
だから走ることは考えることだ。ポジティブにしか考えられないマインドフルネスなのだ
安全に走る
それでは走るまえに唯一必要なギアを揃えよう。靴だ。
ここではベアフットシューズ一択とする。
多分あなたがランニング初心者なら、お店の人は上級者向けだと反対するだろう。
私もそうだった。
でも私はすすめる。なぜならそれから10年ぐらい走ってて、関節の故障を経験したことがないからだ。安全に走りたかったらベアフッド一択だ。
ベアフッドシューズとは
ソールが極端に薄く、ペラペラのシューズだ。素足感覚でほとんど靴を履いてる感覚がない。一時期流行ったが、いまは廃れてしまっている。ランニング選手が早く走れる厚底シューズがはやっている。
本来、ベアフッドシューズが一番体に良い。走るのは速くならないかもしれないが、私はマラソン選手ではないので、最小時間で最大効果を追い求めるほうがいい。そして軽くて柔軟だから旅先に持っていくのも楽だ。
ベアフットシューズの特徴
ソールがない分、何も考えずに走ると、衝撃が足の裏にくる。だから足を自然に守るよう衝撃を足指、足裏、くるぶし、ふくらはぎ、ひざ、腰に分散するため、自然にフォームが良くなり、体にバランス良く負担をあたえることができる。
一方ふわふわのソールの靴で走ってる人を見ると、多くは走るときにカカトから地面に着地している。カカトから地面に入ると、くるぶしや足裏、ふくらはぎは伸び切ったまま地面の衝撃をうける。ふわふわだからカカトや足裏は快適だろうが、その分膝が全体重を片足で支えることになる。クッションはあなたの体重の圧力を減らしてくれない。走るとそれを5000回ぐらい繰り返すのである。危険ではないはずがない。
ベアフットシューズの走り方
でもメーカーは初心者にふわっとしたソールのランニングシューズをお勧めしている。そして膝や腰の痛みが減るウェアを売って、それで疲労したらトレーニングとマッサージ。膝がいかれたら病院。どうかしてる。
さてベアフットで走るときはハイヒールのようにつま先立ちで走る。カカトは地面に触れない。そうすると、ふくらはぎはパンパンになる。それだけ膝の軟骨のダメージをふくらはぎが筋肉に変えている「最小時間で最大効果」が生まれてる瞬間だ。ベアフットで、のんびり短時間短距離で最大の成果をあげればいい。
楽しく過ごすために走る
ということで、自分のために、考えるために、安全に走ることを勉強したら、楽しく過ごすための走り方をしよう。
朝走る
走ったあとは脳内麻薬、アドレナリン、セロトニンが分泌され、清々しい気持ちのはずだ。レッドブルを飲むぐらいなら、朝走ってから仕事をしたほうが効く。もちろん寝ながら走れる人はいないから目も覚める。走るなら朝30分−50分がお勧めだ。
短距離走る
厚底シューズで長距離走るならダラダラでいいから短距離ちゃんとふくらはぎをつかって筋トレとして走ったほうが効果的だ。ダイエット効果は運動時間に比例するが、ふくらはぎ、ふとももの大きめの筋肉を鍛えた代謝効果も負けないぐらい魅力的。
一人で走る
私はマラソンとか出たことがない。誰かと競うのは仕事以外でゴメンだからだ。どうしても出たかったらいいが、42km走るのは体に悪い。ハーフぐらいならいいと思うけど。マインドフルネスを考えるならタイムとか距離とか考えずに、お風呂やトイレに行くような感覚で時間も距離も自分が快適な時間と距離で決めたらいいだろう。
まとめ
あなたは、いま考えをまとめる必要があるだろうか?
対人関係で悩みを持ってるだろうか?
それならベアフットランニングをするタイミングだ。
靴がない?
そうだ、あなたが自分と向き合う時間を得るために、安全なシューズが必要だ。ペラペラなソールのため、実は性能はあまり差がない。耐久性があるものを選べばいいだろう。大事なことは自分で履いてみることだ。少し大きいサイズがいいだろう。
あとは悩みもなければ走る間耳は使えるので語学の勉強をしてもいいだろう。中国語でもロシア語でもいい。オーディブルの本を読んでもいいだろう。
記録としてアプリがあると励みにもなる。距離がわかればいいので、何でも良いとは思う。
・・・そして、やりつづけるといいこともある。
例えば、子供の運動会のリレーで活躍しちゃったりする。
めちゃ嬉しい。
子供のころ足が遅くて足手まといだったからね。
走り始めたの40歳ぐらいからで、しかも超適当なのに。
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