何か不快なことをしましたか?

先日、とある社長のご紹介であるソリューションを提供する会社の社長と社内で商談の約束があった。

時間通り社長はお越しになり、サービスのご紹介をしてくれた。中小企業向けに難しいソリューションをわかりやすく提供する、素晴らしいサービスだった。

まだ社長はお若いと思うのだが、事業を展開する経験を生かし、役に立つサービスを提供しようと志していた。
私としては素晴らしいサービスなので関係者にご紹介したいと思った、ところでいつもと違う展開になった。

しかしそうはならなかった。

テキストを見て、彼はこのようなテキストに色々リードジェネレーションについて書かれているけど、間違っていると思う、ということを伝え始めたのだ。

彼はいう。マーケティングをしてから成約商談となるように書いているが、一番確実なのは商談をした顧客からの紹介だ。そのような流れを書いていないのはテキストとして不十分ではないかと。

私としては異論はなかった。もともと今までのリージェネの説明は不動産のように、顧客のリードを蓄積するのが役に立ちにくい業界でしか当てはまらず、大手企業向けのサービス提供では十分な説明とは言い難いということも感じてはいた。

私はウェブ解析は専門でも、個々のマーケティングメソッドの専門家ではない。そこは最新や実績のある方の意見を聞き、改善していく立場にしかないから間違ってると言われれば改めるべきだというのは昔から変わらない。

その上私の知人の本も中小企業実務にあっていない、と意見をいただいた。ウェブ解析士ではないが知っている著者だったので、大手企業のクライアントが多いから違う点もあるでしょうね、と伝えた。

そして今後何かあればよろしくお願いします、ということで何も具体的な話にならず、商談は終わった。

そして会食も終わり家でテキストを吟味してたところ、ふと思った。

「彼は何をしにきたのだろう。」

彼はお世話になってる社長の紹介で、わざわざオフィスにご足労いただいた。ソリューションの販売をしたかったはずだ。でも何も販売の話をせず、色々な意見を伝えるだけで帰った。

そこで気づくべきだった。
何が彼を怒らせたんだろうと。

だって無駄でしかないからだ。はじめから来なければいいのにわざわざ来たのだから目論見もあったはずだ。でもそれを提案させる気がなくなるぐらい何かに怒ったり、失望させてしまったのだと思う。

振り返って思う。

「何か不快なことをしましたか?」

の一言が出なかったことを反省している。

思わぬところで私が増上慢になってなかっただろうか。

あるいは何か組むに値しないと思われる所作があったのかもしれない。

気をつけよう、もし同じことがあったらちゃんと聞こう、必要ならお詫びしようと思った午後だった。

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ejtter

Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.

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