仕事を選ぶと天職を選べない

先日、帰ってくると、息子が見せたい番組があると。

それはインスタントラーメンおよびカップラーメン発明者、安藤百福の物語だった。
見ながら夜中まで話し合った。

彼の言葉で息子が一番感銘していたのは仕事は戯れであるということ。
「パパも同じだよね」
とほめてくれた。

安藤百福さんと比べるなんておこがましいが、たしかに私にとって仕事は楽しみでもある。
自分が興味を持っていて、その仕事が人に感謝される、そんな幸せは滅多にないと思う。

そして願わくば子供にも、誰にでも仕事は戯れであってほしいなと思う。

でもそれは仕事を選ぶことではないのだろう。

自分にとって、はじめから好きでたまらないことが、そのまま仕事になるのは最高だろうけど、アーティストでもない限り、そんな幸運はなかなか訪れない。

むかしヘビメタでアーティストを目指してたデザイナーが言ってたが、
「音楽は好きだけど、音楽で食っていこうとすると、好きじゃないこともしなければいけないからその道を諦めた」
と言ってた。好きじゃないこともやらないで天職にすることはできないかもしれない。

私がウェブ解析を軸に取り組もうと思ったころ、数字が大好きというわけでもなく、むしろそんな好きな方ではなかった。

でも必要性があるのと、その先で見えるものに期待して取り組んだから、だんだん好きなっていった。

自分が好きなことだけ取り組もう、苦手なことを避けようとすると、好きではない仕事ばかりになってしまうという法則はあるんじゃないかと思う。

よくどんなこと仕事にすればいいかと聞かれたとき、あなたが喜んでもらえてもっとも幸せになる人に対して仕事をするといいよ、と伝えている。

基準はデモグラフィックではなく、インサイトだ。

チャレンジャーや、恵まれない人、成功した人、余裕のある人、余裕のない人

そんな人たちにどんな貢献をすると自分がハッピーになれるか。それはお金をもらってやったとしても自分も嬉しいので続けられる。そんな基準。

その中で嫌な仕事もやっていけば、きっと天職が見つかるんじゃないかと思う。

Published by

ejtter

Born in Fukushima, working as web analytics consultant since 2000.

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