sxsw interactive 2日目 The new Japan Islandsを見てほしいな

sxsw interactive 2日目 The new Japan Islandsを見てほしいな

朝、7時まで寝まくった。やっと頭がスッキリした気がする。軽く運動して会場に。

昨日「こりゃ無理かも」と思ってた。今日は引きこもろうかな、とも思ってた。でも一緒に来た皆さまから私向けのセミナーをおすすめしてもらった。そこまでしてもらって、それに興味がある内容だから受けよう、と思い朝から移動した。Desman、川口さん、Wayneありがとう。

朝はデータサイエンティストについて。会場にいくにしても劇的に遠い!!

そこでlime-sを使ってみた。レンタル電動ケリンチョだ。これはまた後日。

そして一般人向けデータサイエンティスト講座受講。

データサイエンティストはどうも過度に注目されてるけど本質は違ってて、データーの整理整頓や誤解の解消が大事だよという話。そりゃもう本当にごもっとも。

そのあともどって、中国のAIとマーケティングの話に参加。個人情報をあらゆる行動履歴が一つのアプリで管理されていう。そのデータ活用はオープンにされていて、チャンスが有るということも何度も言っていた。

そして、去年から注目していて中国の企業のマーケティングに関して視座が高い。これはテンセントに限らないが、個人にいやらしいターゲット広告を打たせて、収益が上がる広告を提案すると行った浅ましさがない。エンゲージメントを高める広告をさせる、ある意味媒体として当然であることをちゃんとやろうとしている。ここは他の国がもっと知るべきだな、と思った。裏を返せば私ももっとこの地域のマーケティングを学ばなくてはいけないと思っている。

おい昨日引き込みりだったはずの人間が何いってんだ(笑)と思う。

日本の展示はぐちゃぐちゃだった

そして、手に入れた(自分のじゃないが)キックボードでちょっと離れているSXSWの日本の展示、The New Japan Islands を見学。

そのあと、予定もなくjapan islandを見学。もうこれは・・・相当ぐちゃぐちゃに作っていた。ウェブサイトも(これGoogleでもヒットしないので現地のQRコードから拾ってきた。他に類を見ないダサさというかおバカな感じなのだ。

でもその後落合陽一さんの英語のプレゼンを聞いて、その意図が私なりにわかったと思った。

海外で日本の展示というと「ワビサビ」とか「ハイテク」とか、官公庁も大手企業も整った、「恥ずかしくない」ものを出そうと頑張ってきたように思う。リスボンで見たWeb summitもキレイな畳でつくった茶屋風の建物でセンスはいいし、そこでスペース取るより企業向けのブースを広げた意図は分からなくはないが、面白いものではなかった。

しかし今回の日本ブースは入り口から工事中で、靴は脱がなきゃいけないし、中は良く分からないお座敷ゲームがあるし、日本の庶民的な娯楽があるし、出口に歴史的なのかハイテクなのか分からない並びになってるし、ぐっちゃぐちゃなのだ。あえて写真は載せないので見て、シェアしてほしいなと思う。
直島のI♥湯を思い出した

彼は日本はぐちゃぐちゃで
ヘンチクリンで
面白いんだよ
バカなんだよ
ってことを
世界中に見せたかったのだと思う。

変なのーというところから関心をもってもらえることは大事だと思う。この戦略本当に正しいなと思ってて、帰り際Uberに乗ったら、ドライバーが日本のことを話してくれた。多少リップサービスはあるとは思うが、

日本の製品のクオリティは本当に素晴らしい。アジアの他の国の製品がいまどんどん増えているけど、日本の製品ほどの愛着はまだない。アメリカ人はみんなソニーもホンダもトヨタも愛している。だから日本にはもっと頑張って欲しいんだ。あなた達はその仕事についてとても信頼されているよ

ということだった。
こういう話ははじめてではない。これは海外で仕事してるすべての日本人が思ってることだろうけど、わたしたちの先輩たちは世界中で高い信頼を得てきた。
日本人の仕事について、全世界で誰から聞いてホメられたことしかない。これは奇跡的なことなんじゃないかと思う。

だからいま日本に必要なのは、海外からバカでもいいからワクワクしてもらえること。日本の人にもThe New Japan Islandsに行って、その奇妙さを話題にしてもらえたらな、と思う。

落合さんも一人いろいろ考えて作ったんだろうな。日本人の関わるような大手企業の合意形成でこうは作れないような気がした。スピーチでも、ワビサビや江戸文化、モダンアートについての表現を相当していた。正直疲れる内容ではあったが(笑)、日本人が自分の文化を語る上でのお手本として話してたんじゃないかと思う。これも誰の助けも得ずに一人でやったんじゃないかなと思った。みんなで作ったのかもしれないけど。これ本人から聞いてないから妄想ね。

あえて言うなら、工事中はもっと工事中な感じでもいいともうな(笑)