グロービスに行ってたころの話

グロービスに行ってたころの話

私は起業したあと、多分15年ぐらい前にグロービスの単科コースに通ったクリティカルシンキングとアカウンティングを受けた。あと堀さん自ら講師をする実験的な授業だったのだと思うが、経営者向けのコースも通った。

私のグロービス体験

グロービスは社会人を対象としたビジネススクールだ。創業者がハーバード大学院のMBAで体験した経験をもとに、ハーバードビジネスレビューや様々なビジネスのケーススタディをもとに、事業やビジネスについて学ぶ。

基本的に予習前提で、ケーススタディを読み込み、自分なりに回答をつくることが求められる。授業の中では学生同士でディスカッションをすることで学びを深める。予習はかなりハード。授業前に15時間ぐらいは予習に使うことを求められる。

またプレゼンテーションのためのチームや有志による授業外の勉強会も頻繁に行われている。その中でお互いのビジネススキルやマインドレベルもわかる。

各地域で体験クラスに事前参加しておくといいだろう。

いま、事務局でもグロービスのMBAの通信講座を通いながら働く職員がいる。定期的に受講生同士のオフラインの勉強会があるようで、たまに課題について相談をうけたり、いろいろ滅多に会えない人と会えるのでウェブ解析士を宣伝してくれてたりする。

グロービスは最近は揶揄されてしまうが「意識高い系」の人たちをたくさんつながるならこれ以上いい場所はない。

グロービスがいい理由

来ている多くは会社からの依頼で学びに来ている、大手企業の未来の幹部候補生だ。様々な業種、職種、年齢の社会人があつまるので、日頃触れることのできない人たちとつながることができる。特に私は経営者だったので、サラリーマンの人たちと対等に接する機会は少なかったのですごい貴重な経験だった。

そして講師は現役のコンサルタントやアナリストが大半。そしてそれぞれ受講生から高い評価を得るためにそれぞれオリジナリティのある熱のこもった授業を受けることができる。お金、というよりここにくる生徒や先生からの尊敬や信頼を得るために頑張っているのだと思う。

最後に当たり前だがスキルが付く。それも丸暗記は(私が受けた中では)まったくなく、全部数字を読み解く、文章から論点を見つける、といったような実務的運動能力だ。仕事ですぐ使える。そして分かる、伝わるという形で身につく。

Free-Photos / Pixabay

講座の選び方

まず1つ選べというならクリティカルシンキングがいいだろう。グロービスらしい授業を学べる。そして論理的思考能力はすべての出発点だ。

会計や経理に苦手意識が有るならアカウンティングもおすすめだ。経営で見るための財務の知識が詰まっている。簿記、会計の授業では暗記になってしまうが、それよりよっぽど経営者にとって実践的な内容だったと思う。

私は受けていないがマーケティング、受けた人の話ではそれほどでもなかったそうだ。まあ、私達はマーケティングが専門だし、また昔の話だから今はよくなってるかもしれない。

地域によって受けられる内容が違うようだ。たとえば仙台ではクリシン、アカウンティングではなく、単科生制度となっているようだ。コースがAとBがあるが、私ならAコースをおすすめするだろうな。

講座が終わるとほぼ毎回飲み会があり、講座が終わってからも数年間は定期的に会ってた。こういうのも魅力的なのだと思う。

あ!あと教育給付金の申請をすれば補助金がでるので企業で受けるときはおさえておきたいところだ。