ウェブ解析は統計とは違う
- 2020.05.30
私はウェブ解析は統計ではない、とよく言ってる。もちろん統計もウェブ解析もディスりたいわけではなく、違うということはつたえておきたい。
a blog of a web analytics consultant
私はウェブ解析は統計ではない、とよく言ってる。もちろん統計もウェブ解析もディスりたいわけではなく、違うということはつたえておきたい。
日本を和と言う。和はpeaceという意味だがそれは日本人が平和主義だからだって言う人が大半だけど、ホントかな?と思う。 耳伝聞でしかないが、日本の庶民は江戸時代までは世界有数のひどい環境にあったのだと思う。疫病が流行り、内戦が勃発し、死も貧困も極めて身近なことだったろうと思う。その中で仏教が流行り浄土真宗のような宗教が広がったのだろうと思う。
私が日本で変えたいなと思う風習の1つに成り上がり者を嫌うことだ。特に学術やビジネスにおいて権威主義だなと思うことが多い。 たとえばライブドアなどのベンチャー企業がフジテレビ局を買収するところからはじまった騒動もその1つだと思う。株価の操作でホリエモンこと堀江さんが懲役刑になったことは民主主義国家である日本の恥だと思う。東芝などその後の大手企業の粉飾決算で、代表取締役が懲役刑になったことを聞いたこと […]
しばらく日本の文化とか経済とかを中心にウェブ解析士の行動規範との関連を伝えようとしてきた。
中国や日本の経営者やビジネスパーソンに人気な書物に「兵法」があります。孫子が書いたとても短い書籍で、簡単に言えば戦争に勝つ方法を記しています。 戦争についての書籍だと、クラウゼヴィッツの「戦争論」も有名ですが、この2つの書籍のコンセプトの違いは興味深いものです。
日本に限らず、アジア諸国は中国の文化・思想の影響を強く受けています。仏教や儒教の影響も受けましたが、道教の影響も受けていて、その考え方は広く共通認識の一部になっています。
日本の商人は、顧客情報は最も大事な情報として扱っていました。窪田さんから聞いた話ですが、たとえば富山の置き薬の商人は懸場帳をとても大事な資産としていました。懸場帳という言葉は、“かけがえのない場所”つまり“かけがえのない顧客”を意味しました。
日本のホスピタリティのクオリティは高いと言われます。ホスピタリティとは「おもてなし」と同じような意味として扱われることも多いようです。日本にとって究極のおもてなしは茶道の中で磨かれたのではないかと思います。お茶を点てて、お客様をおもてなしする、という技術ですが、日本では「剣道」「柔道」同様人間修行の「道」の1つとしてありました。
「売り手によし」、「買い手によし」、「世間によし」という商売についての考え方を「三方良し」といいます。 商売をするときに売る利益のことだけではなく、買う人が喜ぶことを考え、そしてその先に社会がよくなることを考えてビジネスをするという解釈ができるでしょう。
日本は他の東アジアの国々と同様、中国をルーツとする儒学が倫理の基本となっていました。その中でも中国で生まれ、日本で独特の発展をした儒学の一派が陽明学です。どの国でも封建主義に親和性の高い朱子学を国学としていましたが、日本では陽明学が発展しました。この陽明学が明治維新やその後の日本の運命を変えたと言えます。